鎌倉の海


中国武術運動の特徴として「内三合」を「意」「気」「力」のことを呼び、「外三合」とは両股関節と両肩、両膝と両肘、両手首と両足首を協調一致させ「六合」として統御する感覚があります。

内在意識、もっと深めれば「意」の在り方はとても重要です。

その「意」の概念を紹介します。


意:おもい

「正」 身と意の一致 穏やかに秩序が整っている。

「静」 気を蓄え、聚能する。 
    
    静かな中に気を巡らせ 陰陽を相い合わせる。

「松」 外形は松の樹木の姿のような力を保持するのがよく、

    落ち着いたさまは、

    空や山に人が無く 水は流れ 花開く、ような心地である。

「息」 形を調え 息(呼気吸気)を調え 心を調える。

「空」 性命相修 恬淡虚無 無極から太極が生じる 。

「順」 随(したがう)上下が相い随い 前後に相い随い、 

    内と外が相い随い 身と歩が相い随う。 

    不追求 不強制 不則易

「導」 得:うる 流れる水は腐らず よく動く扉には虫は食わない。

「観」 観想(想いを観じる)清らかな風に吹かれ心を洗う。

    観心(心を観じる)明るい満月の温かみを懐に抱く。

「抱」 素と朴(素朴さ)を大事にする。

    神抱 意抱 神を抱き 意を抱く。 精・気・神。

    その例えは、ありのままの姿の手付かずの

    自然の樹木を抱くような心地である。

「守」 意守丹田

    上中下の丹田に集中力を向け、

    心が落ち着けば 意が動き出し 気に至る。