小田原城

今年2014年の5月から復旦大学武術協会との提携と協力で私達の武術活動にもより一層高めやすくなった実感があり、本当に頼もしく心強い味方がついて、毎日のやる気が充分です。

気付けば、何かこれまでの想い出の中にあったネガティブなものはすべて解消されて、清清しい想いでいっぱいになっています。

やはり人間は苦労を乗り越えた向こうへ辿り着けた時に得られるものはとても大きいと思います。

この春は4月の前半に大山詣でを行い、箱根と小田原城へ行き、清められた力を蓄えていたことも関係していると思います。

昨日は午前の野外太極拳も午後の武術班の練習でも皆さんの活気が満ちていて嬉しく思いました。

やはり武術活動で大事なのは活き活きとした力に満ちた雰囲気だと思っています。

力を与え、与えられて、様々な出来事で教え、教えられて、技も共に練り、練られていくものです。

そうしていくうちに心身が活性化するうちに感じられる内面の達成感からくる楽しさや、仲間同士での武友感覚がより強められていきます。

これは中国武術特有の伝統文化体育の特徴であり、私が何度も往来し学んだ中で一番日本へと持ち込みたいと考えていたものでした。

先日の復旦大学では花老師の御蔭でその感覚を皆さんと一緒に共有できたことで、これを私達は大事にこれからも次世代にも受け継いでもらって、民間の中での友情を深めて、

世間には無縁な感じですが「相互協力発展」が私たちと中国の先生方や友人の皆さんと高めていきたいと思います。

国際的資本主義経済社会によく見られる、利権の争いで財界と政府が争い相互に憎み合うようにもっていき、どちらかだけが優位に立とうとするために起こる相互に精神的不快感を思う小競り合いをする人達と、

長き歴史に渡る多くの文化的学びと友好の美しい人間関係とは同じではありません。

おそらく現在はそうした文化的美徳や武徳の持てる人が比較的少なくなり、混沌として精神的にも文化的にもバックボーンを持てない国際資本主義社会からいつも下僕的に利用され常にストレスを溜め込む人が世界中で多くなっていて、

おそらく国家はあまり関係なく、あちこちにそういう人達が増えて何かと次々に問題を起こすので辟易することが多いですが、

思えば日本でも中国でも個人的には私の周りはそういう人はいないので、一先ず私はそういう人間たちとは無縁なので、気にするとそれが私にとっての「精神的不快感:ストレス」を受ける事象があるので、私自身での「自信心」を堅持していくためにまったく意識することなく活動の発展に邁進するだけを決意しました。

思うと、毎年毎年やはり活動メンバーも顔ぶれが変わったり、一定的であったりして、今年から毎年毎年に春のスタート時点で目的テーマを考えて頑張っていこうと思っています。

今年は中国武術の伝統文化体育と娯楽性をテーマにしたいと思います。

今までのこの2年間は日本国内で武術活動組織のグレードアップを図っておきたいという理由でスポーツ競技としての武術の展開で武術技能の強度を上げていくことと、

武道、武術的攻防能力の強さの実践。

健身養生という健康増進、医学的視点から理解できる活動される皆さんの心身の自発的活性化の実践と継続。

この3つを比較的しっかりと行ってきました。

もう完全に落ち着いたので、これからは現代での娯楽的な面白みという要素を加えた「体育運動」というものを取り込んでいきたいと思います。

本来「体育」とは「身体を育む」活動であり、中国武術世界はかなり大きな世界観を持っています。

日本での世間一般的にはダンス、舞踊、相互コミュニケーション的なゲーム要素が多いですが、それもまた一つの文化なので、

私達での年に一度のイベントの交流会でも、これからは先ず正統武術、段位制、武道、健身養生、そして娯楽面も大事にしていきたいと思います。

そうしていくと毎年毎年に、その年に生きた証があって皆さんでそれを共有共感して楽しく頑張っていくことができます。

そうすれば常日頃に目につく、耳に聞こえる多くの「ストレス:精神的不快感」を一蹴、払拭、解消、消滅させていくことが、

これもまた日本伝統精神での「お祓い」や「清め」になると思います。

日々一緒に清清しく楽しく、精進していきましょう。

よろしくお願い致します。