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春の三浦半島 海辺散策&野外練習会

健身気功 八段錦講習会の内容

2014年 GW期間 上海武術研修ツアー

8月10日(日)2014年 中国武術・健身気功交流会



今年の春からの企画も定まり、楽しみになってきました。

週間の天気予報ではちょっと心配ですが、来週3月2日(日)には三浦の海を感じる散策と野外練習会(雨天の場合は中止で16日に延期します)

次の9日(日)は健身気功・八段錦の講習会。

(たまには、武術班の皆さんにも紹介したい、まったく無理のない 快い感覚を掴むための健身気功のみの練功を行います)

GW期間を使った上海研修ツアー、8月10日(日)に今年の中国武術・健身気功交流会と行います。

こうして長く武術活動を続けられることへ感謝をしたいことがよくあります。

この2週間の間、一度中国の上海へ行っていたことで、また新しい感覚が芽生えてきました。

移動途中の比較的長い時間があったので、いろいろなことを思い出したり、考えたり、今後のイメージを想像したりしていました。

自分は日本武道、剣道の出身で、13歳で中国武術に転身し、武術基本功、長拳、短長兵器、伝統単器械、軟器械、双器械、伝統拳術一、二、三類、対練、集体、散手攻防技術と行い、80~90年代当時の本場中国武術隊の訓練スタイルで、そのまま日本へ持ち込んで活動を行ってきました。

今から思うと、かなり無理矢理だった感覚を思いましたが、やらずには武術感覚を理解できないことがあって、無理でも行ってきました。

そして健身項目では、陳式、楊式、孫式太極拳、馬王堆導引術、健身気功五禽戯、伝統気功華侘五禽戯、八段錦と行ってきました。

競技、実用、健身と3つのスタイルは、それぞれに修めてみて感じるのは、それぞれが重要で、バランスが大事だと実感をしています。

自分の経てきた、6歳からの武道。

10代~20代~30代~そして今は40代になりましたが、指導の中で下は10歳から、上は最長は92歳の皆様がいます。

今改めて感じさせてもらえることは、ようやく中間世代になり 全体のバランスを図れる「武術活動スタイル」普及でのスタート地点に立てたような感覚もあります。

以前に、10代~20代の頃は名を上げたい、と立身出世を考えていて、

30代は世間に自身にと学び問い問われることの連続で、40代半ばへ来てようやく、ここから先、皆さんにとっても、自分にとっても、

活動において日々に大切な一歩一歩を、より確実で効果的なものにしていく実践法を紹介し続けることだと思います。

今こうして思うと、これからの武術活動で重要にしたいことは、各一それぞれの持つ感性や特徴での一番相応しいスタイルを確立し掴んで、またそこから、それぞれの世界観・ライフワークバランスの構築を行っていくことだと思います。

技を競い合う競技だけが重要なのではなく、武技としての実用のみが重要なのではなく、健身も今ひとつ心身への効果の実感が乏しいようなものでなく、

それぞれに日々時々、活性化できるための感覚を補い合えることで、毎日、毎月、毎年と自身への発展、友人同士の発展、繋がる皆さん同士の発展、

そしてそれが広まることでの発展が大事だと考えています。

しかしながら、そのためには日本に生まれ、日本で生きていくことの中で知っていることは、

全体的に日本人は理想が高く、完璧を求められる傾向があるので、そのような無言の要求に応えられるように、と何とかコツコツとやってきました。

ここへ来て、思ったのは毎日が取捨選択、毎日が朝令暮改、毎日が勉強の連続でした。

フィットネス業界という世界も、私達のすべてに囲まれている世の中で、見てみれば駅前の商店街に並んでいる各店舗のように、競争にさらされ、人々の過ぎ行く無言の判断で要求を迫られ、要望に応えられなければ、退場するはめになっていくものに似ています。

そういう世界観にいつしか、私達全員は取り囲まれ、時には大胆に、時には小心にと思わされる宿命にとなっています。

あるいは、殿様商売を行えるような派閥世界に入り、何の心配も要らずに悠々といられる世界観もあります。

そういった感覚を鍛えられる場として、自分が上海が好きな理由は、その両方が混在し、ある意味で勉強になる機会になることです。

結果としてのサンプルで心配や不安になってしまう仕事も垣間見られ、余裕を持っている仕事も垣間見られ、どのように学び、応用していくか、を感じることができるからでした。

横浜にも中華街があり、その処世術の現われとしての空間も参考になると感じます。

昨年の春は神奈川県立博物館を見て、中華街を散策しました。

そして春と秋には鎌倉で親睦交流を兼ねた練習会を行いました。

言葉にならない感覚があるのですが、「その中」に今現在の日本社会にとって必要で大切な感覚があると思っています。

自分は東京に生まれ育ち、現在は横浜にいます。

東京を離れた理由は「信じられるようで信じられないもの」に囲まれていたものから、離れたくなったからでした。

今住む地は、初めはスポーツクラブへ指導の仕事で来ていて、東京に近く、そのまま東京を活用できて、信じられる皆さんの多くある地方的な良さを感じられたからでした。

自分は古く関東東国、吾妻の地 武蔵国の文化のある土地が好きなことを再認識する時があります。

とりあえずは今年のスケジュールが確定し、それぞれに「いい武術スタイル」を構築、確立して、

そのスタイルに合う皆さん同士がまた増えて、それぞれが先駆者としてなれればいいな、と考えています。

自分はフィットネス業界にいて、大きな経済的影響力を用いて、社会的にアピールしていくような方法より、

人それぞれの「人力」で地道でもしっかりとした活動で、無理なく有意義に、いつかは結果的に全体のバランスのとれた「日本らしい武術スタイル」を確立していく年の新しいスタートにしたいと思います。