
先週末から数日は暖かくなりましたが、ここ数日は一進一退の寒暖の入れ替わりでの寒の戻りを感じる日が続きます。
こうして季節はゆっくりとですが、進んでいきます。
思えば人生においてでも時の運、なども同様なのかも知れません。
油断は大敵になるものなので、勝っても兜を引き締める、治にあっても乱を忘れず、にしたいと思います。
この一年間を振り返ると、ここ数年で行ってきた普及の一環がようやくまとまり、次への目標へと向かっています。
これも有難いのは、こうしたインターネット媒介の普及で、普段はお話しができない場合でも、拙くとも自身の考えや想いを綴ることで皆様へお伝えできるようになったことへの恩恵に感謝をしたいと思います。
何か、こうして2020年の東京五輪招致ができたことで、フィットネス業界も2008年以降のリーマンショック以降にようやく息を吹き返し始めています。
オリンピック招致が決まってから、この数ヶ月間はやはり目立つのは、急ピッチであちこちで工事が始まり、
古い老朽化した建物は壊され、機能的なものにと入れ替わりをと時代的なニーズによって動いている実感を思います。
当然今はどこの業種の企業でも来年度へ向けた人事や事業計画の展望などを行っています。
とりあえずは新年度でどこも新体制、新人事で動き始めてから、こちらからはアイデアや事業計画などを勧めていこうと思うので、
それまでは入念な準備と、また頭ひとつ早めのスタートを打って出て、眼前にアイデアのもの実体を完成させておきたいと思います。
中国武術段位制はもう既にプロジェクトがスタートし、これからは他のフィットネス項目と同様にオリジナルの普及のための技能等級制度をフィットネス業界用に商品化させる準備に入りたいと思います。
技能等級制度という存在は、私はかつてはあまり関心を持たなかったのですが、忙しい現代日本社会の方々には「わかり易い」レベルアップシステムがあったほうがやはりよい、ということから旧段位制、そして中国は2011年から、国際でも2012年からの新制度を取り込み、競技会やエンターテイメント性にも合わせられるようなオリジナルシステムを構築しました。
地域での普及はもう軌道に乗っているので地元クラブともう1社ほど、話をかけてありますが、なかなか動けないようであれば、こちらでシステム開発やスタートをまた今までのようにどんどんと行っていきたいと思います。
企業と組むことでのメリットは、プログラム化後での雑誌やメディアでの宣伝広告や営業の面で人手を借りられることはかなり大きいです。
ハード面での協力があれば、ソフトはこちらで先ず今一番人口の多い世代の皆様には健身気功シリーズでのプログラム、
レベルアップされている方には陳式太極拳、楊式太極拳の入門コースからレベルアップコース、そして対打を含む段位制プログラムになっています。
夜や土日などでは若い世代から、中年世代には長拳だけでなく格闘技系プログラムの散手項目でミット打ちや稽古としてのスパーリング練習が行えます。
そして器械項目でもさほど大きくないスタジオ内でも行える剣術、短棍、扇子などがあります。
器械でも短兵というスポーツチャンバラ用の器具を使った対抗性スパーリング項目もあります。
中国武術段位制はもう既に海外でも普及は本格的に始まっていますが、日本国内で感じるにはいくつかある旧来型組織体系ではもう全く内容的に応対できないようであり、
推測で感じられるには今まで作ってきた旧型従来システムからの変更も利かず、とりあえずはどこも今までの継続をするのみ、という流れになっているようです。
本場中国の武術界でもそうですが、昨年9月のオリンピック競技項目化を図れず、競技離れを起こされないようにと、武術協会の套路競技部の人達は何とかまた興味をもたれるように企画を考えているようですが、伝統武術競技部門が当然に圧倒的な人気と選手層が大きくあり、次に散打で、
項目によっては、人々に一度そっぽを向かれたら、もう一度意識を向かせるのはとても難しい、という世の法則の現状を理解をすることは大事です。
やはりシステムというのは初めが本当に肝腎で、創始世代の責任感の所在というのはとても重要に改めて感じる出来事でした。
特に現代日本社会の競争は激しく、以前知られた有名企業でも凋落は早くなり、簡単に次にとって代わられる時代になっています。
私は敢えて、他が行えないシステムというこれらをチャンスと見込み、新たな流れをこれからの3年、5年10年と築いてくれるための新しい人材を全世代から多くを取り込んで育成を図っていきたいと考えています。
今の横浜での活動で行っている武術スタイルは中国上海と安徽省、参考にしているのはフィットネス感覚としてでは米国、武術専攻ではロシアの武術普及スタイルです。
今年は更に確実な普及システムを磐石にすることを目指し、上海での研修、そして将来的には伝統武術ルールの大会参加を
単なる勝者を求めていく競技スポーツ感覚のみより、
私達の交流会で行っている誰でも全世代で楽しめるイベント&競技会のようにどちらでも好きなほうにその都度にそれぞれがその年々で位置付けられるようにと活動を図り、
同期化させて後々長い交流を大事にしていきたいと思います。
そして来年以降に国際大会でもこれからも組織委員をしている上海、香港。
今後はアメリカ・ロスアンゼルスやロシアのサンクトべテルブルクと大会で交流して武術を通じた国際交流を行いたいと思います。
ふと私の経験や体験から武術界全体での10年間を見渡すと、やはり、この横浜でのフットワークは軽く、意識は重く、臨機応変でやってきたオリジナルな活動を選んで本当によかったと感じています。
これからの10年後の中国の武術界、日本の武術界でも今の時点でかなり予測が可能になったとある感じがあります。
そのために私が感じることは「可能性のないところはない」「可能性のあるところはある」
それを見通して、より多くの可能性ある皆さんのために尽力していきたいと思います。