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昨日は一日、朝は青空の下、午後も動きに動いた指導と自身の稽古を含めて行いました。

今年ももう12月。早いというより、今年は随分と充実した一年だったと思います。

今年の早々1月から、もう中国武術段位制の新規定の本格的に導入をと考え、旧教程からゆっくりと切り替え始め、2月頃から日本にあった指導方法をテストし始め、

3月から武術班で前倒しにスタートして、4月から一気に全体を切り替えました。

6月に急遽中国からの連絡で、また変更に次ぐ、変更があったり、8月の大会と試験期間でも、慌しくなったりしましたが、

成績も勝ち取り、認定を取るシステムの構築ができましたが、評価については若干遺憾に思うこともありましたが、成績証明書と認定書が届き、成績では一発目で一段~六段に技能も筆記理論試験も合格できたことで、

ひと先ず日本初での中国武術段位制導入計画は成功したので、

後は時間をかけて、より多くの皆さんに正式標準での中国武術のグレードアップシステム日本版として普及を頑張っていきたいと思います。

見渡せば、確かに今の世の中は、日本でも旧来型スタイルでの既得権益に群がっている人間は多く、最近判明した日展での不公正審査のようなもの、ホテル業界の偽装表示もあり、

「そういうものはよくある」という常識で、やっている人間は多い現実があると思います。

武術界や太極拳、気功の世界でも、そういう空気はあって、私はそういった世界がとても嫌いでした。

中国では多くが知る通りに、騙したもの勝ちみたいなものがよくあり、日本でもそれを真似したりする人間が結構います。

日本ではある世界に「やましさ」があるのが判ると、その世界全体も敬遠され、同様にみなされ疑われることがよくありますが、それは日本的な文化で正しいことです。

日本民族は、元々正直で素直で直感が鋭いので、そうしたものはすべて見抜く能力を持っていると思います。

私は日本武道家として武道精神の誇りを大事にしているので「卑怯」「姑息」を忌み嫌い、

清廉潔白さ、こそを大事にしています。

(日本国内の組織によくある、卑怯や姑息が嫌いです)

そのことゆえに「日本」は日本であって、北東アジア地域でも、独自の文化を築いてきた歴史と誇りがあります。

ここ10数年間の中国の様々な変化などを見て、いろいろと考えさせられることがたくさんあります。

日本でも中国との連携をしている人達を見ても、考えさせられることがあります。

自分も中国武術を行う者ではありますが、伝統文化として学問、体育、医学、スポーツ技能という面で、書道や中華料理のような一文化性として大いに取り入れてきましたが、

心は日本、大和魂、信仰も日本の神道、仏教を尊んでいます。

長き中国との往来で、自身の中にも「中国化」出来る能力を備えましたが、時間が経つうちに、いろいろと長い歴史の変遷で日本が中国と距離を置く理由の本質が判った気がします。

中国人(日本の武術界でも中国人の僕となって同様の思考を持つ人)の多くの思考性の特徴というのは、

お国のため、世のため人のため、と考えることを根本とする日本人とは異なり、いつも自身のメリットのあるなしで何事もとにかく考えている傾向があるので、

「信用できない」というより、コロコロ常に変わるのが普通で、上からが絶対という儒学的な特徴もあって、位置する上の者がコロコロ変われば、下も一緒にまたコロコロ変わる、ということが、政財界でも苦労していることの本質だと思います。

ですから私の中では、中国の人との付き合いでは「コロコロ変わる」という前提から、世の流れの中で多くを予測しながら、相手の思考の傾向を読み取り、相手の行動から、何を思っているからを見抜く六感を築くようになりました。

そんな中でも長い時間をかけて大陸で中国武術文化の広範を学び取り、自身がこの世界に求めていたものはすべて学び終えた感があります。

これからも従来通りに武術の鍛錬と普及活動は行いますが、

中国武術技能の上達してきた人は、やはり日本武道活動が重要と自身の経験で思います。

昨日は特に、稽古をつける中で、

相手と対峙し、一撃を打つこと、一撃を払い退けて、打ち返すことの武術の本質を体感で理解することを改めて教え子との稽古で感じました。

その稽古の中で、日本武道精神性では、剣を交え、まさしく真剣で打ち合いながらも、共に怖れを乗り越えた境地で挑む勇気、

相互の信頼が強くなることが、共に研鑽になり、中国武術界的な同門や同流派でも、どこか不信感を生むような世界とは一線を画したいと感じました。

現代日本社会では、純真であることが逆に苦労することがたくさん、たくさんあります。

私達の活動は、その精神を護る、ここが一番大事だと思います。

また、改めて新たな武道魂に火がついた、そんな一日でした。






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