
世間によく流れている、新聞や雑誌などの見出しやタイトルを、私も普通一般の皆様と同じようによく眺めています。
その「タイトル」を見る目、感じる心、思う思案の数々・・
そして「自分はどうか・・・」
そんなことの連続がそれぞれの日々を作り、それぞれのライフワークを築いておられることと思います。
皆様はどのように感じるかは、それぞれにあると思いますが、
「失われた20年」
0歳は20歳、10歳は30歳、20歳は40歳、30歳は50歳。
40歳は60歳、50歳は70歳、60歳は80歳、70歳は90歳。
今年は戦後68年なのですが、この辺でいいでしょう。
世間一般に、今やもう慣れてしまった文言ですが、これを如何思われますか・・
今年2013年5月のある記者会見にて、日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)はこのほか、自工会会長に就任してからの1年を振り返り
「長い間隔でいうと『失われた20年』の間に、日本企業の時価総額は360兆円を失った」といいました。
この後に彼自身の感覚では半分は取り返した、というように発言は続きます。
私は、武芸者という人生の選択をして普通世間一般からすれば「まともな人間ではない」ということを覚悟に今日までやってきました。
謂わば出家者や世捨て人と呼ばれるような皆様との感性には共感するものばかりです。
今や、それにも慣れてしまい。
どちらかといえば、自身から「私はまともな人間ではない」とよく申し上げます。
その方が説明も省いて楽だからです。
周りは「あ、そうか、この人は頭がいかれている」
それでいいと思います。
現代日本社会の常識からすればこそ、私の感じる頭脳はおかしい、と自分でも思いますが、
「失われた20年」損害が「360兆円」
それを認めることが普通で、
頑張りに頑張ったけれど、結果としてみんなで失わされた「20年の時間」「20年の労力」
「20年の間、儲かったようにみえたこともいくつかはあるけれども、後に失った金額の方が多い」
「仕方ないね・・」あるいは「まぁ、いいか」
これを、押し付けられてか、世の中はそういうものだ、とさり気なく洗脳されて、泣き寝入り、あるいは泣くほど一生懸命でないので、片方ではやっけぱち、片方では消極的に自己落胆・・
そこへは反発を許されずに、導かれるのが「こらえて、自己消化」を何気なく求められてくる・・・
「人生いろいろ」「生き方いろいろ」
20年前のこの時期、何を行っていましたか・・
私はいつものように「武術」の鍛錬、今のように変わらずに、あちこちで演武やエキシビジョンをしていました。
私の20年前は24歳と10ヶ月、日本剣術6年から離れ、中国武術歴11年。
この時は確か10月下旬だったと思います。
場所は東京武道館でのエキシビジョン演武の映像です。
6人、前列左の端の赤い服が私。
後列、右端の黄色の服が武術師兄弟の渡辺成人さんです。
※中国武術は俗に「カンフー KUNGFU」と呼ばれており、中国語では「武術:WUSHU:ウーシュー」ともいいます。
日本では映画における宣伝からカンフーやクンフーという呼称が有名になり、カンフーブームが巻き起こることで多くの人の記憶、メディアの記録に残されるようになりました。
本来の「功夫:カンフー」の意味は「時間」や「高度な技術」、修練によって積み重ねられた時間による「匠の技」のことをいいます。
中国武術では技を磨き、身体を鍛え、大脳を活性化していく重ねた時間が、その人の心身の能力を向上させていくものです。
「こころとからだを強くする」とは、こういった活動そのものです。
世間に何を言われてもいい。
私達は20年。
何も失わず、コツコツと毎日、毎月、毎年。
1年、3年、5年、10年。
そして20年。
「失った時間」などは、ない。
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