$中国武術 カンフー 横浜武術院 日本華侘五禽戯倶楽部のblog-鶴岡八幡宮

武術を長く続けてきていると、人生の中でもいろいろと大きな節目があって、それはあたかも章と章との分岐点のような時があります。

昨日から改めて剣術の基本功から用法の技能を繊細に応用練習を含めて開始しました、そして様々な伝統拳術、伝統器械もスタートしました。


今年はいろいろな意味でも新しい章に入った感じがあります。

思うと、気付けば6歳から剣道と水泳を行っていたので、自分の人生で意識的な運動というものを行っていなかった時期というのは生まれてから6歳までの6年間だけであったこと。

31年前に剣道を辞めて中国武術世界へ入った時。

協会を移籍した時、28年前に初めて本場中国上海へ行き、27年前には武術隊へ入った時。

当時から競技会や演武会やステージなど晴れ舞台の楽しさを知った時。

20年前に大学を卒業し、仕事をしながら武術を行う上でいろいろと考えながら過ごした時。

17年前にフィットネス業界に入り、レッスンプロの道へ進んだ時。


横浜武術院を立ち上げた時。

初期の高難度競技・伝統武術ルールの国際大会を知った時。

指導を賜った、老師の逝去を知った時。

自分の世代での中国での武術選手たちのその後の在り方を知った時。


中国武術段位制を理解した時。

日本武道への回帰を決めた時。

中国武術段位制国際考試(国際武術段位制)を日本で初めての活動へ本格導入を開始した今年。

その私達のスタイルの完全確立を世間へ発表し証明しようと先日行った交流会での達成感や充実感・・・


この2週間はこんなことばかりを思い出していました。

交流会や競技会が終わると、やはり一度は今までの流れが変わるので、いつも2週間ほどは、のんびりとした活動にしています。

今年は、全体で本当に頑張ったので、先週の日曜日は鎌倉で八段錦・八卦掌の野外練習会と鶴岡八幡宮に参詣に行きました。

鎌倉は関東人にとって、日本初の武家政権誕生の由緒の地でみんなで参詣できたことは日本の武芸者としての立場として、とても有意義なものだったと実感しています。

やはり武芸という、人を危められるものでもあり、護るものであるという怖さと美しさを共存する世界には精神性の高さが一番重要であり、

時間が経てば経つほど、その力量が出てくることを最近は日々実感しています。


この31年間ほど中国武術世界を国際的な面で様々な角度から広く見渡してきて思うのは、中国人武術家は自分が「神」だと思い込むような傾向があって、

そのことが後や晩年に、自身の中で何かしら彷徨っているようにみえる人があるように感じます。

そんなことから身体に悪いと知りながらも、何かしら逃避するようなことを覚え、だんだんと身体も動かさなくなり、

動けなくなり、名の知られた時とはうって変わった姿になってしまう方も少なくありません。

確かに、私自身にも今までに10年に一度ぐらいの周期で「自分は何をやっていったらいいか」と思うことがありました。

この横浜の地に14年前に来た時が一番大きな試練の時だったのかも知れません。

そこでやはり、生まれ変われる大きなヒントをもらえたのは親友からのアドバイスであり、中国にいる先輩や師からの励ましであったことに本当に感謝を致します。

人によっては、そんな些細にみえるようなことが、一番大きな力の原動力になるものです。

現代日本にいると、様々な世の中の社会問題を日々目の当たりにさせられます。

戦後68年間。

振り返れば、連合国関係者は日本を解体するよう戦後政財界を作って画策し、欧米化させた現代日本人たちは伝統日本人を辞めさせるように仕向けていく活動全般。

政財界では欧米組織の手先になった一部の人間たちだけが経済的有利になり、多くを経済的不利にさせていくことで、

格差社会を作り上げ、精神性に歪み、常に心身に不健康にしかみえない人間達が上層部を築く思い上がった資本主義経済システム。

今現在はリアルタイムで先ほどの政府破綻騒動を起こした米国をはじめ英国、イタリアほか欧州諸国でその資本主義システムの崩壊を我々は目にしています。

そんな時代の中であってでも武術活動を通じ、自身の中に生まれる嫌悪感を退治し、心身の活性化を続けてこれたことは本当に有難いと思っています。

そしてこの東京から移り住んだ横浜の地が隣の鎌倉や藤沢、あるいは丹沢の自然がいつも私の心と身体を癒してくれていたことにも大きな感謝をしたいと思います。

鎌倉や江ノ島、丹沢の大山が東日本武士の憩いの地であり、鹿島や香取神宮が武道神であるという意味がここ数年で何のことを物語っているのかを悟りました。

私自身にとっても今年は清清しい、新しいスタートの幕開けであり、まだまだ回帰した日本武道としての剣を新しい感覚から磨き上げ、中国武術の技を更に精査し、指導やプロデュース、人間としての成長を楽しんで頑張っていきたいとこれからも精進し、更なる高みをまた目指したいと思います。



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