先ほどニュースで2020年オリンピック採用候補種目の3つの決まったニュースを見ました。

今回は前回のブログに綴ったとおりに武術界は何も焦っていません。

むしろ今回はいいイメージアップに繋がったので、これで充分だと思います。

日本ではまったく知られていませんが中国での本場の武術界では2008年の北京五輪での文化エキシビジョンプログラム項目以降から始まった改革が効果を奏し、今はかなりいいかたちで改善が進んでいます。

もしこれで通ってしまうと今までの内容と改善後の内容と共存しなければならなくなるので、今の日本での現場側からするととてもややこしく「やりにくい」状況にもなっていく必然性もあったので、

これから4年間もあれば、日本でもかなり改革がしやすい環境になっていくと思います。

今回で良かったのは今回のオリンピック候補項目での世界人口が判ったことです。

野球が6500万人、ソフトボールが3500万人、スポーツクライミング2500万人、スカッシュが2000万人、

武術は日本では人口は少ないのですが4000万人だということです。

今までの時期に比べてみれば日本でも人口は増えてきました、これから4年間あれば、この人口はかなりの数になるでしょう。

今回は何か試験が落ちそうであぶないようで先生に懇願するような必死な組織のアピールなどがやたらと目立ちましたが、

中国武術界の人間はまったくそういうのは、合わないと思います。

(※逆に今回の結果を受けて日本国内の組織の上層部や指導者たちからの意見を聞けば、今現在の中国武術界の世界で置かれている状況を知っているか、知らないか、を判断する一目瞭然の機会になると思います)

別に剣道の立場と同じでオリンピックの舞台は必要でもない、という意見もたくさんありますが、その通りでもあります。

武術の場合は世界中の若い皆さんたち同士での切磋琢磨の機会においてはとても、いいだろう、ということです。

武術は元々、個々で既に成り立っている世界なので私は今年からの活動により力を入れて頑張ります!