昨年から今年までに武術活動における将来へ向けた発展計画を考え行ってきました。

この1年間を振り返ると昨年の一年間の積み重ねが礎となり、今年になって展望が開けてきました。

やはり日本国全体、多くある旧型組織の中で私達は21世紀型の未来志向で活動をしています。

(日々感じるに、いずれは多くの旧型組織における問題が大きくなって気付いた時は手遅れ、という現象は必ず出てくると思います)

日本での「中国武術」の世界はまだまだ人それぞれに影響を受けた何らかの印象があると思います。

そしてその印象世界を大事にしながら実際の「武術世界」というものにももっと関心を持ってもらえると、世界の方々が日本武道の文化的良さを大事にしてくれているように、

中国武術の文化的良さも素晴らしいので、それらも素朴に広まって欲しいと思います。

それに映画や小説などに描かれていた人物などは大体本当に実在した人物があり、その実在した人物はどういう人で、武術をどのように行っていたか、それはどういった技芸だったか、

というような本当に「事実は小説より奇なり」というような言葉があるように、

私自身もずっと生活においての自分にとって実際の日々の行動やアクションが本当に充実してきた武術生活を送ってくることができました。

長く武術を行われている皆さんもそのような思い出はたくさんあろうと感じます。

うまくいかない、嫌なことも受けてきたことも、たくさんありましたが、しかしそれらを忍耐して乗り越えると何かしら許せるようにもなり、

忍耐の持つ重要な意味を知る機会になったと思います。

今年の活動の主要日程が先週にようやくまとまったので、もう後はしっかりと日々を楽しく頑張ることだけになりました。

将来的な武術学院形式を展開し発展をさせていくためには指導陣もしっかりしていかないといけないことがあります。

上海体育学院武術学院をひとつのお手本にしていますが、やはり「中国武術運動の特性」をしっかりと指導者側全体は技能体現と理論がその特性においてしっかり一致しておくことも今までの多くを見て、これらはとても重要になると感じています。

今年度は正確な基本技術の教程で目指す各レベルで各自のペースで地道に行っていけば、自ずとその他の自選項目もレベルアップすると思います。

先ず近い将来で目指すのは初段階教程をマスターした中段階教程の皆さんはいずれは指導しながらも自身で練習とトレーニングと教学法を研鑽しながら行えるインストラクターになれると思います。

今の地元の練習場に近いところ辺りでもう少しいい環境の場所が使えるようになれれば、

そこで毎日の午前中~午後は太極拳や気功の学習活動、夕方~晩には少年少女たちや一般成人クラス、そして伝統拳術や器械、週に1度は兵法剣術や対抗性項目の推手、短兵、散手などを行うようにしていけば、他にはできない日本オリジナルでの武術活動が充実していくと思います。

この現代日本社会で日本国民全員が抱えている将来への少子高齢化問題の中で年配の方も少年も一般成人も一緒に楽しくできるようになれば地域の活性化にもなると思います。

私が思うに、この武術活動で今これからの日本における心配される問題のいくつかは解消できることはたくさん出てきます。

行政や企業の人たちはオフィスの中に長く居過ぎて活動現場を知らな過ぎることが問題解消を遅らせていることを気付いていません。

これもよくある「気付いていないことまで判っていない」現象のひとつです。

我々はもう力強い一歩一歩を踏み出しているので、今年はこの記念すべき年を頑張ります。

明日の朝にはIOCの結果も出ていることと思うので、状況変化があっても(20年の候補へ残った場合はその応対準備も始めることになります)

今の指導教程活動は必ず将来に結びつくので、楽しく発見しながら研究しながら今年は皆さんのキャリア発展の礎になれると思います。