今年の主要事業がすべて時系列的にいい感じで収まったので、安心感があります。

後は、しっかりと我々は発展と進歩の大きな一歩を踏み出すための努力を行うだけだと思います。

今の若い世代の皆さんはおそらく、現代日本社会には何が起きているのか、と思われている方々が多いと思います。

私の代は戦後24年経ち、生まれ育った世代です。

高度経済成長時代、バブル崩壊、もう一度小泉政権バブル、リーマンショック不況、

よく聞くリーマンショックとは結果からいえば今何気ない私達が毎日見てきた日本国内でのありとあらゆる日常生活での資本主義システムが崩壊し、

立て直すのに必死だけれでも、英米主導でやってきたその戦後経済システムそのもの全部を、別のかたちに置き換えようとしているのが今の現状です。

借金だらけのアベノミクス政策というのは今までの旧型資本主義世代の人たちを何とか助けて、若い世代に今は経済的支援のようなものは何もあげられないのだけれども何とか君らの世代には情報が便利だから、それを使ってとりあえずは何とか何をやってもいいから頑張ってくれ、こういうことと私は認識しています。

毎日いろいろと発信される原子力問題とか医療問題とかを達観してみれば、そういうことです。

私は武術ひと筋に生きてきて、この数年は本当に良かったと実感しています。

身体を動かし続けてやってきた御蔭で、心身の感覚はいつも良質な状態を維持し、これからの時代を展望するとチャンスがやってくる、と感じています。

これからの現代日本では、絶対的に大事なのは心身、すなわち精神的肉体的にも健全で良好な状態の意識的維持活動です。

今の企業経営者の社長会長レベルに人たちのほとんどの人たちの考えていることは旧型思考でこれからの新しい思考に追いつけなくなっています。

今の彼らのやっていることの多くは時間をただ過ごしているだけ、もっと悪い言い方にはなりますが、暇つぶしをしている人が多いと感じています。

実際にここまで世界、中国、インド、東南アジア、アフリカ、南米、ロシアが欧米の失敗した資本主義経済を受けて、新しく構築し直していることに理解が及ばないし、

実際に何をしていいか、判らないのが実情で、側近には何とかしてくれ、と言ってはいても側近も判らない状況になっています。

名の知れた一流企業といわれたところでも、これはかなりの量であろう、と見えています。

賢い人は、もう旧型を辞めて新しいスタートか、もう隠居していると思います。

今年は何が起きても気にしないことが一番で、

自分がいいかたちで気にしている、ものに力を入れて頑張るだけ、

これしかないことに早く気付くことだと思います。

組織や行政は大きな荷物を背負わされて、何処に何しに行くのかを知らされず、運ぶだけの仕事です。一緒に運ぶのが好きなら一緒に運べばいいと思っています。

私は早いうちから、意味のない、報われない仕事が嫌いだったので、

意味のある、報われる仕事をやってきました。

時代の流れの中で無能呼ばわりされてきたこともありましたが、今はいい思い出です。

物事は最終的に残ったものが大事ということを実感しています。

ひたすらに進歩を目指す、世の中の発展のために。

そして自分のために。

(※逆にいえば、だらだらと堕落し落ちぶれていくような人たちの世の中での退廃のためや何も自分のためにも遣り甲斐のないことをすることはできない、という意味でもあります)