現代日本社会を取り巻く環境は30年前、20年前、そしてこの10数年の間には様々な社会インフラや多くの環境において変化がありました。
そのことで医学の世界でも治療医学、予防医学、医科学などに研究分野が広くなりました。
その中で近年注目されているものに「環境医学」という分野があります。これは多くの環境が生体に及ぼす重要性から,それがもたらす疾病の予防,治療を専門とする医学として考察・研究をしている学術界です。
そして更にその中に「リスク科学」というジャンルを確立させた東京大学医学部と横浜国立大学の元教授だった松原純子先生と最近に縁があり、いろいろと相互交流・勉強させてもらえる機会ができて私自身がずっとやってきた養生の研究分野とまったく同じ共通認識があることで嬉しく思いました。
リスク科学での第一線での松原純子先生の昨年秋に学会で発表された論文からの持論にはこうあります。
「理念ではなく現実について、科学は現実=実態に根拠をおくものであり、現実に立脚した考え方こそ科学的である」
専門家が分子や細胞レベルのミクロな知見を尊重するあまり、生きた生物(人)における全体像を審議せず、生体防御機構の役割を無視し、ミクロな研究とマクロな疫学的調査結果とを繋げる自主的な議論をすることが少な過ぎた」
「ストレスと戦う自助努力が不可欠な将来」
現代は、私達が行動する際、必ず何がしかの危険やリスクを考えに入れておくべきである。そのためには危険の存在をあらかじめ収集し、観察し、予測し、科学的対策を考えるべきで、私(松原純子氏)は「リスク科学」を樹立するべきだと考え「リスク科学入門」を著した。
リスク:危機に対する正しい認識や心構えの有無は、リスク:危機対処の行動に大きな差を生ずる~中略~
同時に私は、物ではなく「いのちのリスク」を守る立場に焦点をしぼって、人々が自分自身のいのちや健康を守るための積極的リスク防御対策や生活習慣の育成が不可欠であると思う。
今や我が国では人口の3分の1から半数が生きているうちに「発がん」を経験する時代である~中略~
「がん:悪性腫瘍:悪性新生物」の出来る原因は単独ではなく、数個の原因が絡んでいる。がんは長年かかって複数の要因がからんで発病してくる以上、毎日の生活習慣の影響が大きいと思われ、逆に食習慣や運動習慣による自己努力によって解決され得る可能性が大きい。
そしてこの論文の結びには、
現代の健康リスク問題は、個々の有害物(※巷により、リークなど噂で口コミ、ネットなど騒がれている、さまざまな飲食物に混入されているかと疑われる発がん性物質)よりも、
個人の自助努力や生活習慣の重要さを考慮するべきである。
がんの予防には、抗酸化性食品と、できるだけ多くの食材を選ぼう、一方専門家も閾値なしの仮説に安住せず、より総合的視野からの検討と問題解決を図ることが必要な時代になったことを示している。
となっています。
「養生」という学問は古典環境医学であり、現代の環境医学社会とは非常にいいかたちでリンクできることが解り、ずっと自分のやってきた学術が正しかったことを実感し大いに自信をつけることが出来てここ数ヶ月は不思議な達成感に満ちています。
私自身は28年前に初めて上海体育学院で中国武術を勉強してからの縁でずっと往来を続け、初めは武術でしたが、それから太極拳、気功と年が経つごとに学ぶジャンルも自分の関心の持つことも変化してきて、タイムリーに学び、更に日本における古典中国養生から発展した日本的養生の研究をしてきて現代日本的養生を確立させることが出来ました。
(その内容については横浜武術院のホームページの野外太極拳教室のページや論壇をご参照ください)
最近よく思うのはフィットネス業界に入ってから17年が経ちました。この業界でもかなり深いところまで入り仕事をしてきましたが、自分の目指していることとこの業界の目指しているところの違いが大きくなってきているジレンマを思います。
米国ニューヨークのウォール街発のリーマンショック以降、フィットネス業界も少し感覚がおかしくなりました。
やっぱり今リアルタイムで現在の世界中で失脚したり逮捕されている富裕層や王族に見られる政治界、財界人(イタリア:ベルルスコーニ元首相、ローマ教皇ベネディクト16世、フランス:サルコジ元大統領、IMF総裁ラガルト、オランダ:ベアトリクス女王、イギリス:エリザベス女王、アメリカ:ブッシュ親子は時間の問題・・日本もこれから出ますよ・・)
も同様でなりふり構わずに、自分勝手で無責任で必死なアクションは、もう淘汰されるでしょう。
私は元々西洋的な資本主義経済というものが、あまり好きではなく「お金・紙幣を稼ぐためなら、倫理道徳をないがしろにしても何でもOK」という感覚が苦手でした。
私は今後、新生日本的社会主義を頑張りたいと思っています。
その時はありとあらゆるすべての養生「総合環境医学」の成立と、今までにやったことのなかった成澤藩体制の確立を目指し、
21世紀版の武者小路実篤先生の「新しき村」になると思います。
そのことで医学の世界でも治療医学、予防医学、医科学などに研究分野が広くなりました。
その中で近年注目されているものに「環境医学」という分野があります。これは多くの環境が生体に及ぼす重要性から,それがもたらす疾病の予防,治療を専門とする医学として考察・研究をしている学術界です。
そして更にその中に「リスク科学」というジャンルを確立させた東京大学医学部と横浜国立大学の元教授だった松原純子先生と最近に縁があり、いろいろと相互交流・勉強させてもらえる機会ができて私自身がずっとやってきた養生の研究分野とまったく同じ共通認識があることで嬉しく思いました。
リスク科学での第一線での松原純子先生の昨年秋に学会で発表された論文からの持論にはこうあります。
「理念ではなく現実について、科学は現実=実態に根拠をおくものであり、現実に立脚した考え方こそ科学的である」
専門家が分子や細胞レベルのミクロな知見を尊重するあまり、生きた生物(人)における全体像を審議せず、生体防御機構の役割を無視し、ミクロな研究とマクロな疫学的調査結果とを繋げる自主的な議論をすることが少な過ぎた」
「ストレスと戦う自助努力が不可欠な将来」
現代は、私達が行動する際、必ず何がしかの危険やリスクを考えに入れておくべきである。そのためには危険の存在をあらかじめ収集し、観察し、予測し、科学的対策を考えるべきで、私(松原純子氏)は「リスク科学」を樹立するべきだと考え「リスク科学入門」を著した。
リスク:危機に対する正しい認識や心構えの有無は、リスク:危機対処の行動に大きな差を生ずる~中略~
同時に私は、物ではなく「いのちのリスク」を守る立場に焦点をしぼって、人々が自分自身のいのちや健康を守るための積極的リスク防御対策や生活習慣の育成が不可欠であると思う。
今や我が国では人口の3分の1から半数が生きているうちに「発がん」を経験する時代である~中略~
「がん:悪性腫瘍:悪性新生物」の出来る原因は単独ではなく、数個の原因が絡んでいる。がんは長年かかって複数の要因がからんで発病してくる以上、毎日の生活習慣の影響が大きいと思われ、逆に食習慣や運動習慣による自己努力によって解決され得る可能性が大きい。
そしてこの論文の結びには、
現代の健康リスク問題は、個々の有害物(※巷により、リークなど噂で口コミ、ネットなど騒がれている、さまざまな飲食物に混入されているかと疑われる発がん性物質)よりも、
個人の自助努力や生活習慣の重要さを考慮するべきである。
がんの予防には、抗酸化性食品と、できるだけ多くの食材を選ぼう、一方専門家も閾値なしの仮説に安住せず、より総合的視野からの検討と問題解決を図ることが必要な時代になったことを示している。
となっています。
「養生」という学問は古典環境医学であり、現代の環境医学社会とは非常にいいかたちでリンクできることが解り、ずっと自分のやってきた学術が正しかったことを実感し大いに自信をつけることが出来てここ数ヶ月は不思議な達成感に満ちています。
私自身は28年前に初めて上海体育学院で中国武術を勉強してからの縁でずっと往来を続け、初めは武術でしたが、それから太極拳、気功と年が経つごとに学ぶジャンルも自分の関心の持つことも変化してきて、タイムリーに学び、更に日本における古典中国養生から発展した日本的養生の研究をしてきて現代日本的養生を確立させることが出来ました。
(その内容については横浜武術院のホームページの野外太極拳教室のページや論壇をご参照ください)
最近よく思うのはフィットネス業界に入ってから17年が経ちました。この業界でもかなり深いところまで入り仕事をしてきましたが、自分の目指していることとこの業界の目指しているところの違いが大きくなってきているジレンマを思います。
米国ニューヨークのウォール街発のリーマンショック以降、フィットネス業界も少し感覚がおかしくなりました。
やっぱり今リアルタイムで現在の世界中で失脚したり逮捕されている富裕層や王族に見られる政治界、財界人(イタリア:ベルルスコーニ元首相、ローマ教皇ベネディクト16世、フランス:サルコジ元大統領、IMF総裁ラガルト、オランダ:ベアトリクス女王、イギリス:エリザベス女王、アメリカ:ブッシュ親子は時間の問題・・日本もこれから出ますよ・・)
も同様でなりふり構わずに、自分勝手で無責任で必死なアクションは、もう淘汰されるでしょう。
私は元々西洋的な資本主義経済というものが、あまり好きではなく「お金・紙幣を稼ぐためなら、倫理道徳をないがしろにしても何でもOK」という感覚が苦手でした。
私は今後、新生日本的社会主義を頑張りたいと思っています。
その時はありとあらゆるすべての養生「総合環境医学」の成立と、今までにやったことのなかった成澤藩体制の確立を目指し、
21世紀版の武者小路実篤先生の「新しき村」になると思います。