細胞はなぜ がん化するのか

中国では武術運動も医療体育の側面があるので武術界との連携交流をしていくうちに、この10数年は専門研究では健身気功や伝統気功の導引術や五禽戯の実践と研究と指導を行ってきました。

長らくフィットネス業界で仕事をしているうちに医療関係従事者との連携する機会が増え、自然と医療業界においての勉強や研究をもするようになり、私は元々予防医学における研究をしてきましたが、必然的にだんだんと範囲が広がりそのおかげで治療医学の方面でも理解するのはしやすくなって、医学知識は広くなりました。

ここ数年、長い経験を経てようやく多くの面で本丸に辿りついた実感があります。

先日に東京大学医学部、附属病院、健康と医学の博物館を拝観し、東大医学部の歴史、専門分野、日本の医療界のスタンスというものが理解できました。

東大医学部も行っている「がんの研究」はアメリカのハーバード大学がその世界の権威で悪性新生物:がんCancer のできるまで、というものはここまで原因と状況が理解できています。


そしてその発生要因というものも分析をされていて、その内訳があります。


要因の高い順番では「たばこ」と「食事」が共に30%で60%を占めています。

そして、次は運動不足5%、職業5%、遺伝5%、ウィルス・細菌5%、周産期・生育5% 
ここで25%

合計で85%になります。


アルコール要因3%、生殖3%、社会経済要因3% ここで9%


環境汚染2%、紫外線など2% ここで4%


医薬品・医療行為1%、食品添加物、汚染物質1% ここで2%

となっています。


上記のハーバード大教授の行った「がん細胞」を生成できることの実験と研究で、その治療法ができました。

研究によっての結果は「免疫バランスを保つこと」が重要としています。

がん細胞になる要因の細胞は、毎日数百から数千個が新たに生まれているといわれます。

健康な人の体の中では、大病につながる悪い影響がでる前に免疫細胞がこのがん細胞をやっつけてくれるので、ほとんどの場合、体には異変や支障がでないのです。

一個のがん細胞が、分裂し増殖し続けて一センチの大きさになるまでには約10年はかかるといいましたが、ここまでの大きさになる前に、ほとんどの場合は免疫細胞に破壊されてしまうと考えられています。

しかし、この期間中に、体力がかなり落ちていたり、さまざまな理由によって免疫細胞の攻撃力が弱まっていると、がん細胞が大きくなることを体が許してしまいます。つまり、免疫力の健全なバランスが崩れたときに、がん細胞は増殖し、急激に大きくなるというわけです。 このことから、逆の言い方をすると、体の免疫バランスをつねに保つようにすれば、がん細胞は増えにくいうことです。

ここまでが米国的西洋医学の考え方ですが、私の養生の研究や実践の実験からの立場を踏まえて更にいえることでは、

伝統気功の導引や五禽戯の理論と技能方法で意識的な血行促進、リンパの流れを活性化し五臓六腑の内臓においてでも新しい細胞が活性化されて古くなって壊れた細胞と新たな健康な細胞が積極的に交換されるようになっていきます。

そして太極拳のような複合的な全身運動で脳における感覚ニューロンと運動ニューロン、シナプスの動きを高めていくことで更に神経細胞のはたらきを高めることができます。

そして発汗機能が高まることで皮膚からも老廃物を含む水毒が排出されます。

武術運動でも更なる筋力強度を上げていくのでより多くの発汗が促されるので体内の水分は新しいものと入れ替わるようになります。

衣食住、職業など何でもありの現代日本社会では、つまりは「がん細胞」はこのような研究で原因はほぼ特定できていて、

いわゆる生活習慣と運動習慣の全般によって、人によっては体内に化合物として築いてしまう可能性があり、逆の言い方をすれば江戸時代までは日本には存在していなかった「がん」という病原体は純潔な和食を中心とした食事、健康な身体づくりができる正しい運動、睡眠など健全な毎日を送っていれば、その可能性はまったくなくなる、ということが解るのです。