平安時代末期に編まれた歌謡集「梁塵秘抄」にある有名な歌。
遊びをせんとや生まれけむ、戯(たわぶ)れせんとや生(む)まれけん。
遊ぶ子供の声聞けば、我が身さへこそ揺(ゆ)るがるれ。
様々な角度からも考えられる、伝統日本人の気性を表している歌だと思います。
芸事に生きる人には、そのものの心地だと思います。
昨日は午前中や野外太極拳教室を通常に行い、午後は神奈川県立博物館と中華街ツアーを行ってきました。
自分は東京生まれであったけれど、武術普及の仕事をするうちに現在の横浜の地が性に合っていて14年前に横浜に引っ越しました。
しばらくは東京のスポーツクラブにも通って指導をしていましたが少しずつ段階を経て地域密着型のライフワークに移行しました。
東京で育ち、東京の学校で学び、東京で仕事をしていると感覚として「自分のため」の仕事をしているより「東京というシステムの一部を引き受ける」という仕事になっているのを気づきました。
しかしそれは人それぞれで善し悪しではなく、自身の人生の生き方において、利用して、利用されるか、という選択なのだと思います。
これは今や世界中、それは今の中国であっても資本主義経済を取り入れれば、どの国も同じであり、時間と労力を長時間・長期間を提供する見返りに安定した対価を得て、
一つの空間的満足感や物質的快感を持つことができる、というものです。
自分は経済的恩恵を得たいためにかなり早い時期から世間に出て「仕事をする」ということを行ってきました。
ですから20代半ばには、もう日本における資本主義システムのパターンを見抜けるようになりました。
普通の例えばアルバイト経験なしで、大学を出て就職活動をして会社員になっていく、という方々とは環境は違えど、世間に出て労働をするキャリアではかなりの差になっていたと思います。
当然、若かった頃の自分でも目をかけてくれるのはどちらかといえば経営陣や首脳陣から気に入ってもらえました。
フィットネス業界に入ったのもその縁からでした。
世に仕事というもので現在は「何でもあり」という時代が来たことは大きなチャンスが来た、ということでもあると思います。
私のやっているようなことをかつては「仕事をしないで遊んでいる」と非難めいて言われた頃がありました。
私は違う、「遊んでいるようで仕事をしている」と言い返すと「・・!?」という感じでした。
実際にある一流ホテルで仕事をしていた時に思ったのは世の最先端で仕事をしている人はそういう感覚でやっていることを知ったからです。
しかしこれらはバブルで許されるからできる時代であり、バブルが崩壊すると消滅するものであるものがあるのをも見てきました。
私は自分の武芸で生きてきて磨いた感覚では、一生涯にできる仕事が一番価値のある時代が来るだろうと予測し、
試行錯誤をくり返し、施設とかのハード面よりも、項目としての内容の充実のみを追及するソフト面を重視してきました。
昨日は神奈川歴史博物館を見学し、江戸~東京が成立する前の詳しい関東地方の日本初の武家社会などの成り立ちの歴史的推移として東国武士の築いた鎌倉文化、近代横浜文化、そして共に関係している中国との交易や問題。
これらと今現在がコツコツと自分達も行っている武術活動が合致していることをみんなで確認する機会になったと思っています。
博物館の後は歩いて横浜の官庁街を歩いて中華街へ行きました。
中華街は当然中華料理と物産店のオンパレードです。
私が今感じているのは「中国武術界産業」の将来性についてかなりいい手応えを思います。
この世界は今までにいくつかの問題を抱えているために、日本ではシステムにおいて政治経済界が大きく関係するビジネス環境的に不遇に置かれるようになっていました。
その理由としては日本政府、行政の意向にはそぐわな過ぎることがあり過ぎるからです。
私のキャリアから見える意見では日本での既成的な中国武術業界は組織的重大欠陥のあることへだんだんと気づいている人は結構多くなっていると思います。
これは経済システムを理解できる世代間での意識格差が大きくなっているためです。
旧来型日本の経済システムというのは下の者が頑張っても頑張っても恩恵を蒙るのは組織の上層部の一部分のみ、という現実です。
下の者がいつも入れ替わり、上の者は変わらないことを繰り返し続けていきます。
これは下の者が上に行くと上の者がシステムを知られると困る構造になっています。
日本での武術界は人間的性格が優しく、善い人が多いと私は感じています。
そして上層部も良心的に一生懸命にやっていることは理解出来ますが、方法とシステム制度的不自然に気づいていないことも影響していると思います。
「一生懸命にはやる」ということと「良質の成果を必ず挙げていく」ということの性質の違いに長く気づかないのはよくある日本の問題点の一つです。
(あるいは気づいていても変える気はなし、という現状満足状態)
私は敢えて中国武術研究院としてやってきた横浜武術院での活動が実を結びつつあることに嬉しく思うことがあります。
先ず自分達が今やっているある「モデル」と「システム」をみんなで日本初として完成させていくことです。
そこでそこからがチャンスになると思っています。
そして私が最近感じているのはすべての中国武術産業はこれからすべて発展していくと感じています。
そしてそのために一番大事なことは「旧来型システム」はそのまま変えられないので敢えて残しておきながら、新しいシステムを築くことです。
旧来型システムとは「閉鎖的」「保守的」「排他・利己的」で一部分だけが恩恵を得る、という官僚的な型:スタイルであり、
(これらは今現在世界中で問題視されて、いずれこのようなシステムはすべて淘汰されていくか分裂して弱くなっていくと思います)
新しいシステムは「開放的」「革新的」「全体的」で関係する全業界全員が恩恵を得て、広がりながら多くを自然体で巻き込んでシステムを連携して発展していく、というスタイルになっていくと思います。
いずれは中国武術界も中華街状態になっていくであろう、ということで昨日はその産業で勝ち抜くスタイルの思考を磨くツアーでした。
来週は鎌倉ハイキング&野外太極拳ツアーを行います。
テーマは「運動プログラム・ソフトの体感」と「老舗を知る」という2つと「天気の気」「空気の気」「気分の気」という特徴を概念的に体感で理解し、楽しく全世代での親睦交流練習会になります。
天気が良くなることを願っています。
当日雨天は中止で翌週17日に延期。
前日雨天の場合はハイキング・コースを通らず、お寺めぐりをしながら源氏山公園に向かうというコースを通ります。
よろしくお願い致します。
遊びをせんとや生まれけむ、戯(たわぶ)れせんとや生(む)まれけん。
遊ぶ子供の声聞けば、我が身さへこそ揺(ゆ)るがるれ。
様々な角度からも考えられる、伝統日本人の気性を表している歌だと思います。
芸事に生きる人には、そのものの心地だと思います。
昨日は午前中や野外太極拳教室を通常に行い、午後は神奈川県立博物館と中華街ツアーを行ってきました。
自分は東京生まれであったけれど、武術普及の仕事をするうちに現在の横浜の地が性に合っていて14年前に横浜に引っ越しました。
しばらくは東京のスポーツクラブにも通って指導をしていましたが少しずつ段階を経て地域密着型のライフワークに移行しました。
東京で育ち、東京の学校で学び、東京で仕事をしていると感覚として「自分のため」の仕事をしているより「東京というシステムの一部を引き受ける」という仕事になっているのを気づきました。
しかしそれは人それぞれで善し悪しではなく、自身の人生の生き方において、利用して、利用されるか、という選択なのだと思います。
これは今や世界中、それは今の中国であっても資本主義経済を取り入れれば、どの国も同じであり、時間と労力を長時間・長期間を提供する見返りに安定した対価を得て、
一つの空間的満足感や物質的快感を持つことができる、というものです。
自分は経済的恩恵を得たいためにかなり早い時期から世間に出て「仕事をする」ということを行ってきました。
ですから20代半ばには、もう日本における資本主義システムのパターンを見抜けるようになりました。
普通の例えばアルバイト経験なしで、大学を出て就職活動をして会社員になっていく、という方々とは環境は違えど、世間に出て労働をするキャリアではかなりの差になっていたと思います。
当然、若かった頃の自分でも目をかけてくれるのはどちらかといえば経営陣や首脳陣から気に入ってもらえました。
フィットネス業界に入ったのもその縁からでした。
世に仕事というもので現在は「何でもあり」という時代が来たことは大きなチャンスが来た、ということでもあると思います。
私のやっているようなことをかつては「仕事をしないで遊んでいる」と非難めいて言われた頃がありました。
私は違う、「遊んでいるようで仕事をしている」と言い返すと「・・!?」という感じでした。
実際にある一流ホテルで仕事をしていた時に思ったのは世の最先端で仕事をしている人はそういう感覚でやっていることを知ったからです。
しかしこれらはバブルで許されるからできる時代であり、バブルが崩壊すると消滅するものであるものがあるのをも見てきました。
私は自分の武芸で生きてきて磨いた感覚では、一生涯にできる仕事が一番価値のある時代が来るだろうと予測し、
試行錯誤をくり返し、施設とかのハード面よりも、項目としての内容の充実のみを追及するソフト面を重視してきました。
昨日は神奈川歴史博物館を見学し、江戸~東京が成立する前の詳しい関東地方の日本初の武家社会などの成り立ちの歴史的推移として東国武士の築いた鎌倉文化、近代横浜文化、そして共に関係している中国との交易や問題。
これらと今現在がコツコツと自分達も行っている武術活動が合致していることをみんなで確認する機会になったと思っています。
博物館の後は歩いて横浜の官庁街を歩いて中華街へ行きました。
中華街は当然中華料理と物産店のオンパレードです。
私が今感じているのは「中国武術界産業」の将来性についてかなりいい手応えを思います。
この世界は今までにいくつかの問題を抱えているために、日本ではシステムにおいて政治経済界が大きく関係するビジネス環境的に不遇に置かれるようになっていました。
その理由としては日本政府、行政の意向にはそぐわな過ぎることがあり過ぎるからです。
私のキャリアから見える意見では日本での既成的な中国武術業界は組織的重大欠陥のあることへだんだんと気づいている人は結構多くなっていると思います。
これは経済システムを理解できる世代間での意識格差が大きくなっているためです。
旧来型日本の経済システムというのは下の者が頑張っても頑張っても恩恵を蒙るのは組織の上層部の一部分のみ、という現実です。
下の者がいつも入れ替わり、上の者は変わらないことを繰り返し続けていきます。
これは下の者が上に行くと上の者がシステムを知られると困る構造になっています。
日本での武術界は人間的性格が優しく、善い人が多いと私は感じています。
そして上層部も良心的に一生懸命にやっていることは理解出来ますが、方法とシステム制度的不自然に気づいていないことも影響していると思います。
「一生懸命にはやる」ということと「良質の成果を必ず挙げていく」ということの性質の違いに長く気づかないのはよくある日本の問題点の一つです。
(あるいは気づいていても変える気はなし、という現状満足状態)
私は敢えて中国武術研究院としてやってきた横浜武術院での活動が実を結びつつあることに嬉しく思うことがあります。
先ず自分達が今やっているある「モデル」と「システム」をみんなで日本初として完成させていくことです。
そこでそこからがチャンスになると思っています。
そして私が最近感じているのはすべての中国武術産業はこれからすべて発展していくと感じています。
そしてそのために一番大事なことは「旧来型システム」はそのまま変えられないので敢えて残しておきながら、新しいシステムを築くことです。
旧来型システムとは「閉鎖的」「保守的」「排他・利己的」で一部分だけが恩恵を得る、という官僚的な型:スタイルであり、
(これらは今現在世界中で問題視されて、いずれこのようなシステムはすべて淘汰されていくか分裂して弱くなっていくと思います)
新しいシステムは「開放的」「革新的」「全体的」で関係する全業界全員が恩恵を得て、広がりながら多くを自然体で巻き込んでシステムを連携して発展していく、というスタイルになっていくと思います。
いずれは中国武術界も中華街状態になっていくであろう、ということで昨日はその産業で勝ち抜くスタイルの思考を磨くツアーでした。
来週は鎌倉ハイキング&野外太極拳ツアーを行います。
テーマは「運動プログラム・ソフトの体感」と「老舗を知る」という2つと「天気の気」「空気の気」「気分の気」という特徴を概念的に体感で理解し、楽しく全世代での親睦交流練習会になります。
天気が良くなることを願っています。
当日雨天は中止で翌週17日に延期。
前日雨天の場合はハイキング・コースを通らず、お寺めぐりをしながら源氏山公園に向かうというコースを通ります。
よろしくお願い致します。