昨日は一日天気もよく武術院での武術活動はとてもいい流れで練習ができてよかったと思います。

朝は快晴で野外太極拳も楽しくできました。今は陳式太極拳が中心ですが、昨日は久しぶりに楊式太極拳をやってみました。

たまにいろいろと振り返って今までに身に着いたものを確認してみると、過ぎた時間で行ったことは何一つ無駄でなく、有意義であったことを再確認できるので皆さんで、そういうひとときを実感すると楽しいものです。

午後の練習は各個人個人の武術項目の練習が前半は中心でした。

年に一度の自分達の大会でもある交流会で充実したものがあると、その後の練習にもまた新しい展望や目標ができて仲間達の功夫にも頼もしさが感じられました。

昨年の秋~冬には短兵を行い、対抗性武術での感覚がかなり上達したと思います。

そして対抗性推手も最近は多くに練習できるように皆で工夫をしながら攻防技術練習にも磨きがかかってきたと思います。

昨日は偶然に推馬という対抗性武術をやってみたところ、意外なことにこれもうまくいっていい練習になったのでこれからもやっていきたいと思います。

この秋は散手でのフリースタイルでの試合の稽古ができるようにルールを考えていて昨日は一番大事な間合いの取り方、ステップの方法、蹴り技の捌き方を練習しました。

やっぱり武術では武術基本功、套路、対練を経て短兵ときて散手攻防技術の練習、それから散手へ移行していくのが相応しいと実感しました。

時間はかかりますが総合的な武術をできるようになる、というのは大事だと改めて実感します。

自分の経験で振り返ってみると、この20年前、10年前、そして今を思えば、ずい分とプロレス界とか格闘技界とかはずい分と勢いが小さくなってきてしまったかな、と感じています。

やっぱり武術というのは範囲はとても広いのだけれども具体的な実践があるのとないのでは長い時間の中での一貫した歴史的経験における知識やキャリアがないとずっと継続していくのが難しいことなのだな、と思いました。

我々はとにかく基本と正統派スタイルを重視してコツコツとやっていくことを大事にしています。こうした地道な活動はいつか必ずチャンスが訪れることを信じています(短期間での成功というのは武芸には有り得ないこととも思います)

そしてようやく今年になって皆さんがそれぞれに上達してきて、健康、スポーツ、武道という3スタイルの実現ができるようになってきました。

一番大事なのは「健康:日々の心身が良好ですべての生活の活動が充実できること」

そして更にチャンスを求める場としての「スポーツ:本場での国際大会で様々な国々から来る武術選手たちとの競い合いを通じて自らを向上させていくこと、あるいは評価を勝ち取ること」

それからやはり「武道:攻防技術を活きた技として対応性の状況でも使えるよう武道としての試合(技の実際での試しあいの場)の稽古」

我々の武術・武道としての技は短兵で間合いを取れるように稽古をしてから、推手、そして散手と行います。

私達の活動においては、ただの興味本位でのゲーム感覚とか、相手を痛めつける技を習いたいとかいう人にはさせないようにしています。

やはり身体づくりをして、基本から技を一生懸命に練習して套路を覚えて正確に拳脚を操作できるようになってから対練を経て、技を発表の場でできるようになって、更に武徳の精神修養をしないと攻防技術を行わないとかたちにはならないものだと実感しています。

そして最期には兵法剣術の稽古で木剣での真剣な打ち合いをこなし、日本刀を扱えるようになるのが理想だと考えています。

何故ならやはり日本をこの長い歴史から外敵より護ってきた日本精神と日本刀は一体になっているからです。

横浜武術院の武術活動は歴史ある中国武術でのトレーニングで身体機能感覚を向上させてから最終的に日本武道の剣術を通じて武道としての根幹を最終的にも身に着けて大事にしていく、というのが理想としています。

先週に参詣した鹿島神宮と香取神宮にて自分が武芸者としてやってきた使命を再認識させて頂き、より心強くなれた感覚などの経験をこれからも活動に活かしてお伝えしていきたいと感じています。

これからが、より楽しみになってきましたので、もう今から来年の交流会に向けてよりグレードアップした総合武芸の素晴らしさを紹介したいのと「もしものコーナー」を解禁して、様々にも応用できる横浜武術院ワールドをより発展させていきたいと思います。

そのためにも日々の一日、一日を大事に頑張っていきたいと思います。