昨年に引き続き、規定動作を套路に入れなければならなくなり 長拳では華拳と査拳の動作のコンビネーションになっています。

今後は難度に気をとられていると、規定動作でも要求がどんどんと高くなっていくことが予想されます。

例えば次回以降は紅拳や梅花拳など少林拳の技術を入れられていく可能性があるのでこのような伝統拳の動作は簡単にできないので選手の立場では早くからの研究や練功が大事だと思います。

今年からは全世代、全方面での武術発展がテーマになっていて伝統武術ルールでの国際大会が中国大陸ではこれからバンバンとスタートして、

高難度競技もなんとか2014年の韓国のアジア大会までは一応の継続をしてはいきますが来年決まる2020年のオリンピック項目の決定や、今後のことを考えていけば必然的に戦略と戦術が重要になっていくでしょう。

高難度競技ではやっぱり経済的、環境的余裕のある中国圏の香港、マカオ。アジア大会なら地元韓国、中華系の台湾や学校体育に武術を導入したマレーシアなどが強豪になってきます。

日本は基本的にはマイペースで流派項目の優劣などは一切に関係はなく それぞれに向いているものをコツコツとライフワークが重要で今まで通り普通ににやっていくことが一番だと思います。

(※これが一番正しいスタイル)

競技武術世界でならば、10代~20代でこれに興味があってオリンピック要素のあるスポーツ武術が好きな人は高難度でもいいでしょう、

しかし横浜武術院では2006~2007年にこの方向性や国内事情での情報を知った時点で、すぐに伝統武術ルール的に意識を置いていたことが良かったのですが、

全体的にみると、日本国内での強みとしては伝統ルールの方がどんどんと発揮できていけるだろうと感じてはいます。

(※つまり戦略・戦術が大事で、この方面でも日本によくありがちな勝者的法則での先手、先手を打てず、いつも後手、後手だと最悪の結果になるでしょう)