ここ数年で我々の武術活動の流れがいいかたちで動き出しています。

これはひとつ、「良いもの」を「良い」としていく、という感覚を重視するようにして改善をしているから出来てきたように感じています。

私は不自然なもの、不適切なものは「良し」とはしないようにしています。

今までにあちらこちらによくあった洗脳的「お決まり型スタイル」を押し付けられるようなやり方はどんどんと廃れていくようになるでしょう。

何故なら今の時勢で感覚の良い人たちの多くはかつての洗脳教育のようなものに近寄りたくない、という感覚を持っているからです。

それによくわからない、知らない人を抱き込んで都合よく利用したりするような人たちはまっぴらごめん、というのが普通です。

日本の武道は「武技」として素晴らしい世界だと知っていますが、

今は世間に知られるようになった相撲界に代表されるようなガチガチの縦社会でがんじがらめな感覚では今後の日本の将来の発展を考えればかなり不適切な世界だったと誰もが感じられることでしょう。

(それらに今までに気付いていた人たちにはとても困難を受けた時代でした・・)

興行重視でやっていたプロレスや格闘技界などもずい分と飽きられてきて低迷するようになりました。

サッカー界だけが一番、いいかたちで発展・繁栄をしているのでその姿勢を学ぶべきだと思います。

(運動項目で見るのではなく、運営をしていてうまくやっているところには何でも謙虚に学ぶことが大事です。私の仕事におけるフィットネス界でも良いものは必ず残る、という感覚があるのでそれは良かったな、と思います)

それに日本国内の太極拳団体や気功活動集団でも、やり方が身内重視で排他的だったり、

「技術」「技法」においても不透明性や不自然さを感じるようなところが多かったのですが、

それは行政利権を持つ既得権益を使ってでも何とかやって来たところがありますが、

今の日本はどこでも赤字財政がひどくなり、意味のないものはどんどんとリストラを行ってきています。

今後は効果のない運動をやっているようなところからは人々は疎遠になるようになり、

新たな人には更に通用しなくなっていき、そういうものでも保護してきたような悪しき旧弊はこれからなくなると思います。

我々は完全独立した活動をしているので、むしろ今のスタイルを確実に広めていけば自然にチャンスは大きくなると感じています。

これからの日本の未来を良くしたいと考えるところから、誰にも公正で健全あることは当然で、

若い世代のチャンスを奪ったり、本当に実力のある人たちの足を引っ張ったりするような感覚を持つ人たちは不要になり一掃されていくようになるでしょう。

政治家や財界人もお荷物なだけでいる人たちもかなり淘汰されていくでしょう。


そうして新しい希望ある日本が作られていくのだと思います。

大事なことは、誰かに責任や重荷を背負わせるのではなく、

一人、ひとりが責任と小さくとも世間をよくするための背負うべき任務を持ってやっていくべきです。


そうしていけば自ずから誰でも悪くなるものは何なのかを知り、

良くなることは何なのかがわかるようになっていくと思います。

本当に良くなりたい、と願うならここから始めることだと思います。