自強不息 尚武崇徳

私の貴ぶ武徳はこの八文字にあります。


自強不息 

今の時勢にも合わせて意訳してみれば、

自分から強くなれるように自身からどんどんとはたらきかけていくこと。

辛さに耐え、悲しみにも耐え、息絶え絶えになりそうなことがあっても、生き抜くことに負けずに頑張りぬくこと。

尚武崇徳

武の精神を高め貴び、徳を崇め、奉る心を大事にすること。


この一年で、自分はどういう人間かがよく判った365日でした。

そして、この国にいる多くの方々のこともよく判った365日でした。


昨年の震災を受けて被災地も世間も私の周りでも悲観的で絶望的な空間が広がったりしました。

私はその震災時でも落ち着いて避難をして、晴れていた空も途中で黒雲が広がり、変な雨が降ってきたりもして、とにかく強烈な花粉攻撃もありましたが

大きなカバンを背負ったまま長い距離を歩いて自宅まで帰ってきました。


それから仕事にも悪影響が出ましたし、いろいろありました。

体育館が使えなくなったので外で練習したりもしました。5月の武術ツアーも中止をせず、みんなを励まし続け、我々の交流会でも普通に楽しく頑張りました。


その間 悲観的なイメージから抜け出せなくなる人もたくさん見ました。

人生に生きていれば怒り、哀しみ、絶望、悔しさ、遣る瀬無さ、たくさんあります。

だからこそ負けたくないのです。


生きている人がその中でも希望や明るさ、楽しさを見つけて将来を良くできるようになるためです。

今津波の被災地でも発電所の被害を受けた地域でも多くの皆さんたちが頑張って生きています。


その他でも、今この瞬間に生きているすべての皆さんが幸福になれるようになるまで

とにかくやることをやって、世に役立てられるように頑張り続けていきたい、そう願っています。