この7日間はとても象徴的な1週間を感じられました。

先週の木曜日の晩ぐらいから横浜でも寒気の流れてくる実感があり、金曜日の午前中から雪が降り、そのまま強い寒気が停滞したまま土日と続き、

日曜の午前中まで雨降りになってから、午後も冷え込みが続きました。

日曜日が本当の太陰暦での大晦日に迎え、翌日の月曜日の春節の日の夜から火曜日の朝まで本格的に雪が振りました。

その後も強い寒気が残り、昨日から今日に至って強くなってきた陽射しを感じてきて厳しい寒気の中の陽気が動き出しました。

今の時期は私たちにとって一番大事な真の養生の効果を知る時です。

しっかりと秋~冬での季節の中での生命力を養い、強化をしてきた「術:すべ」の実感と確信を得られる時候でもあります。

それは今後に殊更に行うようなものではなく、今までの一貫してきた「からだ作りの成果」をそのまま慌てることなくゆっくり継続・維持するだけです。

ですから今までに培ってきた心身共に良好な感覚をそのままにこの厳寒の中でも継続・維持しながらこの冬の後半の環境である清々しい空気と心地好く広がる青空を有意義に感じて過ごせます。

世間一般では体調を崩し易く、健康不安を訴える方々も多くなり、マスメディアでも例年通りに病気や気がかりをテーマにした情報が出回るようになると思いますが、

そこにでも、同じ空気を吸って生活している中にでも大きな差が出てきます。

もし今この時期に体調を崩してしまい、精神的に不安になったところで、どんなに贅沢で衣食住などの物質的に豊かな温かい部屋にいようとも

たくさんお金を払って能力ある医師や看護婦を呼んで最新鋭の医療機器に囲まれていたとしても何の不安の解決や解消には届きません。


逆に体ひとつ、

この時期でも自然の道理・法則に従って正しい「体づくり」が生きていれば、どんな環境においてでも心身は心地好く朗らかで気持ちは豊かになれます。

ここでこの一年間でまるまる使って行ってきた養生学の実践講義と実技講習も、ひと区切りの時期でもあります。

論より証拠が大事という意味は、

100の効果のない理論や効果のない実技は、役に立たないだけでなく、

労力、経済的負担、時間の浪費になるだけで理不尽な想いを残す結果になってしまいます。


純粋な心身が活性化できる効果ある1の実践。

そしてその効果の継続と積み重ねが重要ということです。

言い方を変えれば、

役に立たない理論が多いから、誰でも良好な効果のある実践の証明そのものが「証拠」で、

それだけを重視する、ということです。


何事も、すべてがすべてに「論より証拠」