華侘五禽戯が中国、国家級非物質文化遺産になりました

先日、お世話になりました亳州の華侘五禽戯５８代伝人の周金鐘老師から「華侘五禽戯が国家級非物質文化遺産になった、嬉しい」とメールが来ました。

华佗五禽戏被国务院批准为国家级非物质文化遗产，特喜向告。
安徽省亳州市华佗五禽戏（传统体育类，序号1146、项目编号Ⅵ-63）。

华佗五禽戏传承人周金钟

１９９９年からフィットネスの仕事の依頼でスポーツ医科学に中国の体育運動を取り入れるために導引の研究を始めました、そしてすぐに２００２年頃から健身気功五禽戯の創編プロジェクトが上海体育学院で行われていました。

そのプロジェクトチームには主任からすべてが私の古くからの友人と先生たちだったので、発表前からいろいろと教えてもらっていました。

２００４年に健身気功が正式発表されてから私は更に五禽戯の研究を行っていました。

日本人でこの分野の専門の実践と研究をしている人はほとんどいなくて、直接中国へ来て勉強し、帰国後に武術と同様に普及活動をしていた私に中国の兄弟子にあたる賈平さんから連絡が来ました。

そんな折に２００６年に五禽戯が安徽省の非物質文化遺産に認定されて、賈平さんが私に第５７代目の薫文煥老師、５８代目伝承者周金鐘、修海燕の両老師の皆様から直接に学ぶ機会を作ってくださいました。

私はすぐに返事をして亳州に行って学んで来ました。長い間に身に付けてきた武術の基礎と導引の実践と研究をしていたので、とにかく多くをどんどんと身体ですぐに水が地面に吸い込まれるように吸収できました。

合計３回にわたって伝統華侘五禽戯の予防医療としての運動理論と基礎哲学、動作の基本技術、１３式、５４式、の伝統套路を亳州で学んできました。

頂いた書籍と薫文煥老師からの講義で学んだ長い伝統と歴史ある理論にはとても大きな驚きを思いました。

それからというものは寝ても立ってもいつも五禽戯のことを想っていました。

その先生方からの指導と続けてきた実践と研究が今や大いに生きて、私はこの世界にいる理由のすべてを解析できて、その説明や理由と功能と効果をより細かいところまで詳細に体現してどなたにでもその結果を証明できるようになりました。

五禽戯は日本でもいずれ知られる機会も多くなって、これからの社会の未来では多くの皆さんに大いに活用されていくだろうと思います。

今回の華侘五禽戯が中国での国家級非物質文化遺産（無形文化遺産）になった、というのは私にとっても大きな追い風になってくれました。

時間をかけてこれからも普及活動を楽しく頑張りたいと思います