空海と密教美術展


横浜武術院・日本華侘五禽戯倶楽部のblog-空海と密教美術展


本日より国立博物館で始まりました、空海と密教美術展を開館と同時に拝観して参りました。

私の父方の実家は山形の成澤神社の氏子で、仏教の宗派は真言宗です。

そのこともあり東京に住んでいた時には高幡不動尊や高尾山薬王院へ参詣していました。

先月に実は久しぶりに2連休があり、ギリギリまで高野山訪問を考えていたのですが、時間的な余裕もなく諦めていましたところ、

会員さんからのお知らせがあり、国立博物館に来てくださるということなので朝一番から行ってきました。

素晴らしいの一言です。

崇高で偉大なる1200年を越える、信仰の実践、文化芸術。

祖国「日本」を改めて深い実感を致しました。

拝観を終えて雨の上野の森の中を散策しながらいろいろと思いに耽りました。


崇敬する弘法大師空海は日本に正しき密教でもある「仏法」を取り入れ広めて来られました。

私も中国へ何度も訪問し中国武術、太極拳、導引や五禽戯などの気功運動の「功法」を学びずっと実践してきて、今現在に普及を務めています。

時代は超えても、また今の日本は「乱世」になってきています。

神道や仏教などの教えはより長い歴史の中で確立され広まっておりますが、

今年からの目標としてこれからより力を入れて始めていきたいのは、導引や五禽戯、易筋経や八段錦などの功法を集大成し、

身体と精神を結ぶために効果の高い、日本の新たな運動文化へと加えたいと考えています。

今までの純粋な中国的スタイルでのさまざまな武術功法は後代に伝えながら、

これからはわかりやすい日本語で、私が見に付けてきたすべての功法として日本オリジナルのものとして確立してみたいと思います。

今日は、その決意に相応しい一日になりました。