日本でも有名な孫子の兵法には、

知彼知己、百戰不殆。不知彼而知己、一勝一負。不知彼不知己、毎戰必殆。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず。彼を知らずして己を知るは一勝一負す。

彼を知らず己を知らざれば戦う毎に殆うし。

とあります。

私の感想として想うには、日本にいて中国を知らず、中国大陸や中国人を知らずして、

いったい何を知っているのだろうか、と感じています。


ただ書物を通して想像での中国大陸や、中国人を予想や予測的願望を持っているだけで、

実際には通訳付きや観光名所めぐりをした程度で

本当の「中国」を知らない日本の政治家や友好団体構成員が多いだけなのを思います。


本当の中国の姿を見て、その場で中国語で会話して、交渉して、あるいは喧嘩もして、

そしてそこから古典における思想や哲学を学んで知らなければ、知っている事は「机上の空論」です。

机上の空論を念頭において、実際を見て「違う・・」というのは誤りです。


中国はこれからは上海万博を月末に終わらせてからは

スポーツの世界でもアジア大会で力を見せ付けてきて、

記録的にも経済の面でも日本を追い抜いてからは更にこの傾向は強くなるだろうと思います。


同盟国のアメリカも借金大国の自分たちのことだけで精一杯で

日本に救いの手を出してくれる余裕があるようには思えません。


更に世界で中国に次いで人口の多いインドが追い上げてきます。


世間を見渡せば少子高齢化社会を嘆いていたところでも、何も起こるはずがないと思います。

外交面で見下される態度をとられるにも理由があるはずです。


子供の時に「・・に言いつけてやる」みたいな弱者の遠吠えをしたとしてもただ虚しくなるだけです。

これからは、むしろその力量の差は大きくなるでしょう。


ならばどのように日本の誇りを失わずにいられるか。

とにかく、勤勉さを忘れず、つまりは謙虚にすべて現場から学ぶこと、努力を続けること。

根拠のない思い上がりはすぐにやめること。

海外の方々に「ああ、日本人は凄いな」と感動してもらえる人へ

なれるような自分自身(あるいは仕事)を磨いて目指してひたすら努力をしていくだけです。


私自身は、ただ今まで通りに日本人として誇りを失わず頑張ります!