日本においてもグローバル化は様々な恩恵を与えてくれました。

20年前では考えられなかった事がたくさんあります。

携帯電話、電子メール、インターネット。どの季節を通じても適した衣類、や心地よくいられる装置。

便利な乗り物、レストランやスーパーへ行けばどこでも大体、あちこちの世界中の味も楽しめて、たくさんの種類の食べ物や飲み物があります。

しかしこれも当然という傲慢さになってしまうと何が幸福なのかもわからなくなってしまうのかも知れません。

それに気をつけたいのは、欧米化の恩恵もありますが同時にグローバル化による置き土産の問題も考えておきたいと思うのです。

古来の日本は人を大事にして助け合い、相互発展を目指すおすそ分け文化の良い面がありました。

それがいつしか日本にいながらも民主主義のなくなった、ただ金がすべてだと思うようになり、

自分自身の得することだけを優先にしてから考えているような物質的人間が

多くなった資本主義社会になってしまいました(誰からあたりが最初になったのかなども研究する必要があります)


それに欧米的食習慣、動物的食材の摂りすぎによる体質になってしまい、

欧米人にありがちな病も多く日本人自身にも人によっては現れるようになり、

日本人が欧米の薬や医療に頼らなければならなくなり それらが高額になっていても絶対的必要になってしまったこと(最悪は日本の悪い面と欧米他海外の悪い面を双方併せ持つようなことです)

その逆も実はあり、欧米人が東洋医学や運動、そして東洋の食事を採り入れ、東洋の思想哲学を学び、本当に有意義で自由な楽しい暮らしを目指すようになったこと。


私が目指しているのは日本でものんびりと時間を有意義に使って暮らし、食事は本当に体に必要な栄養と心地良い味覚を楽しみ、

仕事は必要に応じて自分にとっても人々の社会の発展のために行い、

思想や哲学、信仰はそれぞれに必要なものの中で体得し精神的満足が得られることがいいと思います。


運動は大脳、内臓、筋肉、骨ありとあらゆる肉体のすべての感覚を良好にするものがベストです(私にとっては武術、五禽戯や導引などの気功、あるいは太極拳)

今の私自身でのライフワークの理念では

「日本的美徳」を大事にしながら武術活動に全力を注ぎ、ゆっくりとですが確実に目標に近づいていると感じています。


しかしまだまだこれを共同体全体。


近々には新たな普及モデルやシステムを完成させて、

それから街、市全体、県全体、いつかは日本全体にまで広げられたらいいな、と考えています。


強引なトップダウンなやり方はもう日本ではうまくいくものはないと思います。

それぞれに地道な活動から一歩一歩のボトムアップ、協力が大事だと思います。