中華人民共和国は、今年建国して「60年」です。

歴史の長い文化を内含していても、それが生かされていない時代がありました。

それは文化大革命があったからです。

文化大革命(ぶんかだいかくめい、簡体字中国語: 无产阶级文化大革命、無産階級文化大革命、プロレタリア文化大革命ともいう)は、中華人民共和国で1960年代後半から1970年代前半まで続いた、封建的文化、資本主義文化を批判し、新しく社会主義文化を創生しようという運動。


実態は毛沢東らが引き起こした権力闘争である。大躍進政策の大失敗により国家主席を辞任して以降、共産党指導部内での共産主義が修正主義へと後退したと危機感を深めた毛沢東が、国家の路線と権力を再び自らに取り戻すために仕掛けた大規模な権力奪還闘争としてとらえられることが多い。略称は文革(ぶんかく)。

政治・社会・思想・文化の全般にわたる改革運動のはずであったが、実際にはほとんどの中華人民共和国の人民を巻き込んだ粛清運動として展開され、結果的に一時的に内戦へと発展、国内は長期間にわたる混乱に陥った。

この時期は武術も大きな弾圧を受けた時代です。

私達、専門家としては これをも注視しておきたいと思います。

この革命前に伝統武術の技を知り、思想 哲学を知る人は単純計算でも、

75~80歳ぐらいの世代での伝統の師でしか それを知りません。

現在、50~60歳ぐらいの伝人:マスターは、地方での長い歴史の中で伝承してきた民間武術家は信頼できますが、

多くは体育学校出のお決まりのマニュアル基準で技能を判断するようなコンテスト重視か、


批評家上がりで能力が乏しくとも へ理屈だけは立派なジャッジをする審判員のような人物が多いようです。

日本にもありがちな「机上の空論」に代表される理屈屋さんがはびこるのと似ています。

世代を見て「武術家」を考える のは大事です。

時代の混乱やどさくさに紛れて「政治家」のように出世した「太極拳家」や「武術家」は多く、


インチキな「気功師」もたくさんあります。

日本は、アジアの大きな経済大国なので ペテン師やその予備軍たちにもたくさん餌食になっているのを思います。

(あくまで、本人の自由意志で選択した生き方は それぞれに尊重します・・・) 



私のアドバイスとして、たくさん 素朴な直感からの「質問」をたくさんしましょう!

何故なら「本物」かどうかを知るためには、相手が困るぐらいにした方が良いと思います

素性は大事だと思うのです。歴史ですから。



私が個人的に思うのは、真の武術家としてなら、

明~清の時代 倭寇 辛亥革命 日清戦争 抗日戦争 中国内戦 中華民国 新中国 現代の日本・中国 そこから何を語れるかどうかだと思っています。


革命後の中華人民共和国で行われた教育には幾つか捏造があり、残念なこともあります 誤魔化しやでっち上げもあります。

これからの日本人が教養として大切なのは、本当の歴史ある 


中国の深い文化を学び アメリカ ヨーロッパ ロシア 中央アジアにも通じる知識を持ち 信頼ある「存在」になることだと思います。