思えば、自分が「武道」に足を入れたのが小学2年生の時。

これは「剣道」を学びました、そしてその前に一番初めに習った運動は水泳、

これが小学1年生の時でした(そう思えば今からは33年の前なのですね)

これは合わせて同じところにあった、調布の「金子スイミングスクール」と、その横にあった「至誠館」という道場で学びました。

両親の意向で「小学6年生までは従いなさい」といった「いいつけ」を守りました。

中学生になり、それまで興味があった「中国武術」への世界へ探し求める旅と修行!?に入りました。

中国武術界の大きなブームの到来は1980年代だと、自分は思っています。

1974年の「燃えよドラゴン」が爆発的にヒットして それからブルース・リーの映像や肖像が日本国内ではたくさん流通しました。

この頃は 大山倍達さんの「空手バカ一代」の極真空手ムーブメントがあり、

そこからアントニオ猪木対ウィリー・ウィリアムスの異種格闘技戦が行われたりもしました。

そして、サントリーウーロン茶が売り出され、そのCMで「太極拳」が流れ、一時期流行になりました。

今の所謂日本全国における「太極拳協会」という組織のトップ連中は大体この影響を受けた方々です。


人気番組で、Gメン’75というのがありました。

「香港空手」という名で倉田保昭さんが空手の名手対香港カンフー(ヤン・ツェ ブルース・リャン)なのですが、何故か「カラテ」と表記されたのは 当時の極真カラテのイメージによる原動力:パワーもあったのでしょう・・

(ちなみに今年の10月に東京がオリンピック開催都市に決まれば「空手」はオリンピック正式種目化が実現されるようです)


「中国武術 ムーヴメント」で外せないのは、映画「少林寺」の公開があった、1981年の秋でした。

その以前はずっと1978年頃からのジャッキー・チェンブームがすごくて、そこに中国大陸の「中国武術」が加わりました。

今「40歳」の僕らの世代はあまりにも 多くを「たくさん」見てきたのだと思います。



「チェンジ」とアメリカのオバマ大統領は講演で語りました。

「チェンジ」か、自分はいつも その連続の中で荒波にもまれてきて、今までに来たようです。

実際に「自分」は、1985年の上海を皮切りに本場で学び、日本国内のたくさんの方々とも交流をしてきて「今、現在」に至ります。

最近、この「自分達の世代」が原動力になっているように思います。

現在、またカンフーブームが日本で起きつつあります。

最近の「現場」からの感想ですが、私と同世代の「お父さん・お母さん」世代が 燃えているようです・・

昨日練習でもそう思ったのでしたが、「中国武術」の魅力を深く理解していてくれるのは同世代なのだろうと思っています。

息子さん、お嬢さんにやらせたい、今この不安定なご時勢で「心身」共に強くなり「思想」「文化」「哲学」に通じる、この道を歩ませたい、と思うのでしょう。解ります。

今現在の慌しい世知辛い世間において、「心の安らぎ」は宝物です。

一時期は海外旅行が流行りましたね。例えば南国ブーム。

ハワイ、グアム、サイパン。いいですね。

しかし帰ってくれば、一時的な転換はできても また逃れられぬ「ストレス社会」が待っています。

私の住む世界を語らせてもらえるならば、今現在はこれらとは異なり、ストレスとは おそらく「無縁」です。

「ストレス」は「ストレス」を呼ぶ人同士を引き寄せて、「心地良さ」を知る人は「心地良さ」を引き寄せるように思います。

武術の「拳」を打てば どこにいても心が清々しくなり、

太極拳ならば、柔らかな心地良い世界にいられて、

導引、五禽戯、つまりは「気功」なら自分らしいゆるやかな世界でのんびりと心身が活性化できます。


感じるのは、もう今までの「苦しい、いかがわしい、やましい」時代を辞めよう、と提案したいです。


自分らしい、伸びやかな 大変でも自分らしく頑張れる生き方をしていこう。


それを「時代」が求めていると思うのです。


「無理」というのは、不自然で道理と法則に合っていないことを謂うのだと思います。


自然でいよう。自分らしくいよう。


誰もがみんながそうできれば、全ての物事はきっとうまくいく。そう信じています。


ずっとこうしてきたからこそ、言いたい。

この「武術の道」に生きてきた素晴らしさを、今誰にでも体現し共感できるようになった。


だからこそ、一緒に永遠に「夢」を共に見続けてみせる!