自分は政治経済の流れを毎日チェックし、
仕事柄日々の中で出会う方々に身体と精神活性化のための運動を紹介・指導、そして共に実践しながら
その効能と効果による前向きな感覚の中で意見交換をし合い日々を有意義に過ごしています。
そして歩く街中では一般人たちの行動や傾向を見ながら、それを感じ、そこから良い方向へ向けていくことを考えるのが日常です。
今回は世間の謂う 100年に一度の大不況、なんて言葉が並んでいてもあまり気にはなりません。
私の世代は、1945年以降 戦後教育の流れの中で育ちました。特に高度経済成長時の影響による考え方の指導がありました。
寄らば大樹の陰、長いものには巻かれろ、と呼ばれる言葉が その全てを物語ります。
これは自分達の上から続き、
同世代から下(35歳ぐらいまでかな)は、ほぼこの全体主義思想の教育(旧ソ連・中国・北朝鮮的共産主義思想)の影響を強く受けてしまったと思います。
(全体行進、マスゲーム、指導部からの絶対的暗記から求められる回答による教育の徹底、意に介さぬ者には 仲間外れを施し 密告の奨励 執行独裁者への信奉)
私は子供ながらに(記憶にあるのは10歳、小学4年生)これが嫌いでした。
時に異端児とも呼ばれました。私は「一匹狼」だと思っていました。
そうすれば時間が経てば経つほど、その考え方の違いは鮮明になります。
今のご時勢で思うに、多くの人々は気付かずに、
それらの全体主義思想教育を受け入れ 迷い無くトップダウンの指示で全てに従い、ここまでやってきました。
これらの人々(特に男性)は
自分の意志や意見を捨て、いつも似たもの同士で群れをなし、自分の年下や目下には子分のように思って扱い、そして振る舞い、常に全体行動でしか動くことのできない「身体感覚」になってしまいました。
そこに、従ってきた故の結果として、この大不況。
感じるにはこういった方々は
常に、政府が悪い、会社が悪い、ひいては世の中が悪いと愚痴をこぼし連呼し、何かに八つ当たりをしているようです。
当然に私は、全てそう思わない。
何故なら駄目だなと思い 考え抜いた故に機会があれば、それが「悪い時」には「悪い」と言えばいいだけです。
これが保身の為にもできずに、
全体主義思想にどっぷり染まった方々からは かつては時と場合により、それが不適切な「思想」だと謂われては批判されたとしても ここまで頑張って来ました。
「良い」ものは「良い」それをひたすらに実践・証明をし続けることが大事。
誰もやらないなら 自分がやる。
これを信条としていました、しかし思えば「武士道」の精神だと思います。
「武士」は「刀」を持ち 己の信じた「魂」を持ち 生きていくのです。
そのためには「大切なもの」をいつまでも守るために「自分力」を永遠に磨き続けなければならない、と思うのです。
こうして綴りながら思ったのは「日本」が日本でなくなっていくのに、
またこれからの新たな日本人の「能力」を身に付けよう、と思って中国武術(太極拳・気功を含む)の世界へずっと今までに身を投じていたのだと気付きました。
しかし、この世界も「虎穴に入らずんば 虎児を得ず」
これからも精進していきたいと思っています。
たくさんの方々が「誰かがやってくれる」という考え方を辞め、何かに依存する考えを捨て、
自分力を磨くことになれば、この日本はもっと良くなると思っています。
私は言いたい。中高年たちよ、頑張ろう!
今でも自分を変えることは可能である。
それは若者や、青少年たちの感じるこれからの「未来への希望」を消失させないために。