http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008081801000912.html

武術選手が異例の入村 IOCは事実確認を調査

 【北京18日共同】北京五輪の選手村に、中国発祥のスポーツとして知られる武術の選手が入村したことが18日、分かった。


21日から24日まで五輪会場の五輪センター体育館で行われる「北京武術大会」に出場する各国・地域の選手団だが、五輪実施競技の選手や役員以外が選手村に滞在するのは極めて異例。国際オリンピック委員会(IOC)は事実関係の確認を急いでいる。


 選手村の送迎担当によると、大会に参加する約120選手の3分の1ほどが入村した。日本選手団関係者が「WU」と記された認証カードをぶら下げた人物を見かけて質問すると「中国の武術(WUSHU)の選手」と答えたという。

 競技の普及を進めたい国際武術連盟はIOCと交渉し、北京五輪期間中に競技会場を使って大会を開催することに成功した。選手団についても正式競技と同じ扱いを求め、選手村への入村を要望した。


しかし、入村には各国オリンピック委員会連合(ANOC)が4月に反対の立場を表明していた。





こんなニュースが出ていました。


まだ未確定状態なのに、ここまでしてオリンピック村に入りたい、なんて、


武術関係者として思うのは、


ちょっと情けない。




追記:


http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082001000755.html


異例の武術選手入村 IOC「問題ない」

 【北京20日共同】国際オリンピック委員会(IOC)のデービス広報部長は20日の記者会見で、北京五輪の実施競技ではない武術の選手が同五輪の選手村に宿泊していることを問題視しないとの公式見解を示した。


 競技の普及を進めたい国際武術連盟は、五輪期間中の21日から24日まで五輪会場を使用して国際大会を開催することをIOCに認めさせ、選手団についても正式競技と同じ扱いを求めていた。


五輪に参加する選手、役員以外が選手村に入るのは極めて異例だが、デービス部長は「何年も前から話し合っており、問題はない」と明言した。


 入村には各国オリンピック委員会連合(ANOC)などが反対していたが、これを押し切った形となった。




結果的には、中国特有の政治的圧力で押し切ったみたいですが、


こういったかたち故に、何故 武術がオリンピック項目に認められなかった理由がわかる、


そんな記事です。