昨日のアイデアの続きを考えることにしました。

いいことばっかりは世の中にないので、今までの経験から振り返り この業界にありがちな直すべき注意事項を記してみたいと思います。



○武術が世間の注目を集められない理由

最近の日本では90年代にJリーグ発足があり、98年フランスW杯 02年日韓W杯開催、06年ドイツW杯の大きなムーヴメントがあり、 サッカー人気があって若い子はサッカーに多く関心が行ってしまったこと。

その他日本は観戦するスポーツでは野球、バレーボール、相撲

総合格闘技やK-1 空手、プロレス そして最近ではフィギュアスケート。

などが人気があります(やっぱり真剣勝負が誰の目にも見えなければ駄目、

真剣勝負を経て人は「華」が自ずと出てくると思います)


「中国」嫌い。

日本の国内の武術の大会では組織優先の考え方があり、

個人活動をしている選手(中国留学経験者)など、優れた能力があっても認められにくく(むしろ敬遠しているように感じる)スターが育ちにくい環境と状況がある。

正直な一般人が思うのは「映画」のイメージと「実際」とのギャップが大きい。



○武術を続けられる人が少ない理由

肉体的にも要求が高く、

柔軟性、瞬発力、跳躍力、バランス感覚などの身体制御能力に、記憶力、表現力が求められ、

武術思考である精神哲学を理解することの難しさ などがあります。

チャンスが少ないゆえに報われることがあまりない。

仕事(学業)が忙しい。


○日本国内の大会が面白くない理由

運営が元々、武術の経験のない人が行っている。

センスも良いとはいえない。

一人よがり、オタクっぽい人が多い。

ルールが解りにくく 腑に落ちないことが多く、一般の人に理解されることはない。



○武術がビジネスになりにくい理由

(これは実は、自分の経験的からすれば、熱意と根気と実際の能力があれば難しくなく、うまくいくと思います)

これはズバリ!時代や社会のニーズを見抜き、必要で求められるものを与える。

逆の言い方をすれば、ニーズと必要性のないものをいくらやってもうまくいくはずがない。


○武術(気功・太極拳を含む)が広まるために、すべき事

身体に良い健康効果を、はっきりと科学的にも正しく実践の中で証明すること。

組織ならば、既得権益を捨て、門戸を広く開放すること。

新しく初めて来た人が武術を理解して好きになってもらえる指導をする。

普段から世間にアピールをし続ける(イベントとかを頑張る)

関係者が「学ぶこと」をいつまでも忘れない。

常に未来志向に意識を向けること。

長く続けている人が安易な武術審判や教員だけに走らず、練功と研究を行い続け「武術人」と一般人の差を体現すること。

一般の人が見て、やりたいな、面白そうだな、という世界を構築する。




こんなことを思ってみました。

反省し、直すべきことを直さねば業界全体がうまくいかないものです。

思えば、これを全てこなしてこそ「武術人」であり、

これらを先ず我々は全て早期に克服して発展のために頑張っていきたいと思います。