人間の発声や音声の高低には、その人のその時点での精神性が宿っています。

高い音声の時や低い音声の時、これは自然の流れのTPOの中で必然的に決まっていくことがあり、


適宜 応用することが大事だと考えます。

その中で「笑い声」は個人的な特性が顕著に表れるものです。

基本的には日本語では「ハ行:ハヒフへホ」の発音をします。


「ハッ八ッ八ッ」「ヒッヒッヒッ」「フッフッフッ」


「ヘッヘッヘッ」「ホッホッホ」

音が三つ続くのは、一呼吸の平均的な肺気の力量に関連していると思っています(短いと呼気量が浅い)

中でも「ハ」は武術的あるいは気功(六字訣)的に発声では


「哈:ha」「呵:he」と書き、五行では「火」になり「心の気」を表します。

「フ」は「呼:hu」として「土」になり「脾の気」になります。

日常生活でも「ハ」は高く音声を上げる時には心地良く発する自然の音であり、


心気を下げる時にも用いられます。

ストレスを感じるのは脾気であり「胃腸」に情緒がこもりますので、


「フ~」という呼気を強く出すことがいいでしょう。



留意するべきは「ヒッヒッヒ」「ヒヒ」と「へッへッヘ」「へへ」だと思います。

「ヘ」や「ホ」は照れ笑いや感嘆の状況時に起こりやすく、鼻に少し抜けた音を発します(女性の笑い声は「ホ」もある)

思うに特に「ヒ」や「ヘ」の笑い声の発音を多発する人間は、


誤魔化しに多用している事があり 注意が必要だと思います。

この音声が無意識に口からたくさん出てくる人は、大体信用できない人間が多い、と感じます。



最近ある事件で容疑者が自分で話しをしながら、語尾に「ヒヒ」とか「へへ」とか連発しているのを見ました。

自分の話しに自信が持てない為に相手に同調を求めようと誤魔化しているのを感じ、


こういう場合も黒目の動きにも注意をすると泳いでいるのが判りました。



そして目は古くは「内神」の表れるところ、といい 


東洋医学で目を診るのは臓器の状態がわかるために行っているのです。


目は口ほどにモノを云う、というのは正しいのです。



ある意味では無意識に行っていると思いますが、


カメラが常に表情と目の動きと発言を 同時に観察している日本のTVメディアの勘は鋭い部分もあると思います。