~袖振り合うも多生の縁~
「道で人と袖を触れあうようなちょっとしたことでも、前世からの因縁によるものだ。袖すり合うも多生の縁」
「多生」とは仏教の言葉で、この世に何度も生まれ出ること。
生と死を繰り返す「輪廻転生」「生まれ変わり」の思想です。
道で人とすれ違い、袖が触れ合うようなことでも、それは何度も繰り返された過去の世の縁によるもの。
すべては理由のないただの「偶然」ではなく、縁によって定められた「必然」である、ということ。
この2~3年は、本当にこういった「縁」を感じる出来事がたくさんありました。
ずっと長い付き合いの中でも、実は人と人との本当の「縁」で結ばれているのは少人数なのかな、と思うと同時に、
ほんの短い間にでも、分かり合える方々とも出会うこともあります。
人生は、その不思議さが楽しいのかも知れません・・・
生きていくことの面白さとは、明日何が起きるか まだ解らないこと、
それが、また何か有意義な楽しさが待っている、と感じるひとときでもあります。