昨日の日本経済新聞のインタビューの記事に、ある有名電器メーカーの社長の記事を読みました。

そこには、「ミーイズム」が増えた背景について、語っておりました。


これは要約ですが、


>日本社会では「成果主義」を導入した結果により、手柄を自分だけのものにしたいと考えるようになり「ミーイズム:つまり排他的利己主義者」ばかりが増えた、と言う。


>その結果は人と人との連係が悪くなって、チームの力が弱まり 人間関係が薄れてしまった。これからは「人」を大切にしていかなければならない。


>物事は何でも根本的には、人が作っていくものだからだ・・・


こういったことを考えたことがない人は、うっかり「なるほど」なんて感じるのかも知れませんが、


現時点でこのように語っている記事を読みながら、自分は、この人にかなりがっかりしました。


と言うよりは、この国の「リーダーの資質」について考えさせられました。


リーダーというべき立場にいる人が「安全地帯」にいて、言いたい事を好き勝手に現場のことを知らずに口に出すのみ・・を感じました。


こういったことがある時期の日本社会に不況を招いた、あるいは引き伸ばした元凶だとも言えます。


トップに立ち、リーダーシップをとるならば、問題が起きてから、こうなってしまった。というのは優れたリーダーとは言えません。


「こうなってしまったのは、自分の責任ではない」


「何でこうなってしまったのだろう、気をつけなければならない、気をつけましょう」


こういう事は圧倒的多数の部下の人が言うコメントと一緒です。


少なくとも、人の上にいる立場ならば、影響が出始めた時には気付き、問題の芽がはっきりしたところで手を打ち、前もってその問題が生じるのを食い止めることをはっきり宣言して着手しなければならない。


前もって言う、というのは熟慮とその問題の背景の調査と勇気を持ってこれからの実行力による結果を未来予測をしなければならない。


トップが予測できなくて、結果としてこうなってしまった、○○のせいだ、というのは非常に稚拙です。


自分は97年頃から「リストラ」という言葉が流行り始めた時から「人を大切に」「心の能力」を高めよう、と言い続けて、今までに何度もブログにも記してきました。


誰でも知っていることですが、多くの組織では、部下は上司の意志で動かされています。


つまり「ミーイズム」が増えたのも、人間関係がダメになっていったのも、社会の風潮が悪くなったのも「上司の意志」に従った結果ともいえるでしょう。


責任者の「責任」とは 時には「責められるべき立場」であり、「任務を遂行する役割り」を果たさなければなりません。


「責任をとる」というのはただ簡単に「辞めること」ではありません。


社会の風潮で、使うべき言葉が不適切になったのもこういう影響によるものです。



それに「成果主義」とは「成果を重視する考え方」ということです。


人によっては、これを「数字を上げること」だけに集中させるのを、聞こえがいいようにすりかえて言うべきではありません。


正直に「売り上げ第一至上主義」でやりたいのだ、と言えばいいだけのことです。


感じることは、発言者の自分可愛さによる言葉のすり替えで多くの人々に迷惑をかけ続けた、ということを認めるべきだと思います。


言動一致、言葉の意味と全ての行動の意味を一致させなければならないのです。


しかし、今やもう 苦労して頑張って困難を乗り越えた人が一番強いのだ、ということを多くの人々たちが気付いています。


それに気付いていない人たちは、無知な上司たちだけ なのかも知れません。



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