来年2008年は北京五輪が開催され、
そして2010年に上海万博があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E4%B8%87%E5%8D%9A
これからの中国に眼を見張るものがある・・・
といいたくなりそうですが、
何か「中国人民」がどこかで少し無理をしている感じがするのは、
私だけではないように思います。
盛り上がっているのは、経済的に潤っているヒト・モノ・カネに
充足している組織に属している都会の人達だけで、
自分が20年以上大好きだった中国、
おおらかな大陸的な思考、悠久な遺産、大自然。
これらは、
いつのまにかどこか遠くへ行ってしまったようで、
どこへ行っても、
ここ5年間、10年間で日本と似たような、
お店や商品が並び立ち、
知人や友人は発展しただろう、と自慢げに語ります。
発展が気にくわないことではなく、
それとは引き換えにたくさんのものを失った中国。
最近では、
確かに、中国にいて、今はおなかを壊すこともなし、
泊まる場所に困ったり、食事を食いっぱぐれることもありません。
しかし、日本の中華街のお店のように点心は、
冷凍食品で電子レンジで温めて出てくるものばかり。
豆腐も「工場」で作られたもの、
屋台でワンタンや麺を頼むと化学調味料の味付け。
素直、素朴、健気・・
今の日本でもそうだが、
そんな言葉が少しずつなくなっていく。
だから自分は「いい大人」なんだからこそ、
素直、素朴、健気さを大事にしながら、
規範でもありたい、
そんなことを近頃感じます。