易経ではちょうどこれからを、「乾」といいます。
「元亨利貞」
「元いに亨りて、利しきに貞ろし:おおいにとおりて、ただしきによろし」といって、
「今までに、正しき行いをしてきていたのなら、これからは大いなる天のはたらきも味方になってくれる」
といわれます。
つまり、季節の働きの中で自然の流れと人の流れに相応しければ、
必ず大きなチャンスは自ずとやってきます。
そして、武術の世界でも多くの師が引用し伝えてきた有名な言葉である、
「象日 天行健 自強不息」
「象に日く 天行は健なり 君子もって自強して、息まず」
つまり、
「天体の運行は健やかでやすむことがない、君子はこの健やかさに則って、
自ら強めて努力を重ねて怠ってはならない」
こういった天地人と守るべく法則を数千年間と伝えられてきました。
「元亨利貞」
「象日 天行健 自強不息」
私自身も、日に日に些細なミスをたくさんしますが、いつもこの時期に、
古えに学び、
自らを戒め、また元気に頑張ろう、と思います。