今日はこれから中国の温家宝首相が来日します。


明日には、初の国会答弁、


そして京都を訪れ「周恩来元首相」の石碑を訪問する日程です。


中国の首相が来日するのは、

朱鎔基 前首相の来日以来、約7年ぶりのことです。



朱首相は

「100個の棺桶を用意しろ」

「99人の腐敗した政治家と汚職官僚 そして自分がその中に入ることになるかも知れぬ」という言葉を放ち、

中国の改革開放を成功させた人物です。



思えば、当時の日本社会(2000年)はまだ生ぬるく、朱首相が大きく日本の政治家たちにもハッパをかけたのかも知れません。

その後に庶民的な人気のある首相として「温家宝」首相が就任し、現在に至ります。


この7年間は日中間では様々な出来事もあり、

ずいぶんと溝が深まったように見えますが、

実質的にはより「日本」と「中国」の国家的なキャラクターの確立にはとても良かったように思えます。



この5年間ぐらいは中国は、自由主義経済の導入を経て、

国際的な面では大きな経済的な発展はしてきましたが、

国内問題では、日本とは比べ物にならないほどの非常に大きな格差社会が生まれ、

人民の不満は何時爆発してもおかしくないほどになっています。



その面、日本は現在、民主主義、自由主義経済がいい形で進行していることに感心します。

ある時は日本国内でも民衆の不満が鬱積するような時期がありましたが、それを乗り越え、

改革と革新がうまく行った事で「今日」があります。



これも日本国民の根本にある勤勉さと正直さと努力が、

ここまで国家を再生させたことがわかります。


中国では、現在「変わりたい」けれども「変われない」面がたくさんあります。

政治家の汚職、官僚組織の腐敗、改革を妨害する「抵抗勢力」が圧倒的に強いのが「中国」です。


今回の来日は、新生「サムライの国:日本」への再評価と、

新しいパートナーシップ提携の為の来日といえるでしょう。



21世紀型に「変われた日本」と、

それに「変わりたい中国」とのこれからはより力強いものになると思います。


中国も、本当にこれからでしょう。

日本も、本当にこれからだと思います。


それぞれ、お互いに「無いもの」を補い合い、良い21世紀を共に築いていきたいと思います。



我々も、既に行っている民間交流を更に活発にさせ、

これからの日本と中国

そしてアメリカなどの国際文化交流を武術を通じて、大きな架け橋になれたらと思います。



いつだって、本当の主役は民衆なのです。

今まで通り、これからも更に頑張っていきたいと思います。