武術を通じて学んだこと。
それは「進歩し続ける努力」を怠らないこと。
今までにたくさんの武術人を見てきました。
中国人でも日本人でも、
かつて「名」が知られても頑張るのを辞めた人、
知られなくとも日々ひたすらに「頑張っている人」
行き詰まって、そこから抜け出せなくなった人。
ただ空虚な時間を費やすことになってしまった人。
あきらめるのが普通になってしまった人。
人それぞれに理由はあることでしょう、
しかし、進歩が止まった時に人の視線は下がるようになるのかも知れません。
類は友を呼ぶ。
自分も今までに何回も、挫折と戸惑い、
やるせなさを感じながらも視線を上げてきました。
道は必ず開けるものです。
「開かない」ものだと決め付けてしまった時に、
開けなくなるのだと思います。
どんな世界においても「名」が知られようと知られまいと
物事の本質からすれば、あまり関係がありません。
有名な花でも、きれいだと感じなければ仕方の無いことで、
名も知らぬ花を見て「きれいだな」と感じたらそれでいい。
人それぞれに精一杯、自らの「花」が咲けばそれでいい、
そんな事を思いました。