武術を通じて、中国との交流も22年になります。


振り返れば、様々な思い出があります。



この数年間もまた時間が過ぎてみれば、日中間双方で、


より本質に迫った、意見交換ができたのではないか、とも思えます。



両国間で政治経済面だけでの関係のみでは、おのずと限界があります。



私も2年前は反日運動の影響で中国ツアーを延期したりすることもありましたが、


昨年の春に上海で、大先輩であり20年以上の付き合いになる、


かつての安徽省武術隊のエース賈平さんと


日中問題について深く語り合ったことも、いい思い出になりました。



やはり人間同士、「互いに都合のいい話」ばかりではありません。


時には、問題点について意見交換を行ったりすることも大事です。


ましてや違う国同士ならば、あって当然のことです。



課題があったら共に話し合い、解決し、その後協力し合って乗り超えてゆくこと。



政府間では実際、できないことの方が多いのが現実です。


真の日中交流は民間でこそ、行われるべきだと思います。



メリット目当ての政治家とか、儲け話しか頭にない商売人達だけはできないことです。



互いの良くない面があったら、それぞれに直し、克服し、自立して、


それから互いの良い面を活かし合っていくこと、


もっともっと、これができれば日本と中国は互いにもっと発展していくことができます。



それに関連して、日本とアメリカ、太平洋つながりの国々と中国、


そして中国を通しての更なる国際交流を広げて、


自分たちだけが豊かになることを考えるより、


より多くの国々や人が豊かになることを考える方が楽しく思います。



自分は既に22年間の経験がある分、


よりこれからはタフになれたので、


試練も楽しんで頑張っていけるようになったと思います。


時間が経つ、ということはいいものです。


共に正直で楽しく、真の日中国際交流、がんばっていきます!