１０月２４日金曜日。
厚生労働省の調べによると、心疾患による死亡者数は年々増加の傾向にあるそうです。心疾患に伴い突然に心停止した人の中には、心臓の除細動（心臓が細かく鼓動する不整脈を除く）を実施しないと救命できないものがあるそうです。
神奈川県のパチンコ業界では、救える命を救うお手伝いができればと、社会福祉に協力するという意味で、賛同してくれたお店にＡＥＤを設置しました。現在神奈川県のパチンコ店約４００店舗にＡＥＤが設置されています。
ＡＥＤとは自動体外式除細動機（Ａｕｔｏｍａｔｅｄ Ｅｘｔｅｒｎａｌ Ｄｅｆｉｂｒｉｌｌａｔｏｒ）のことで、要するによくＴＶとかで見かける心臓に電気ショックを与える機械のことです。
僕のお店にも当然設置しました。今日は神奈川県遊技場協同組合のビルで、そのＡＥＤの講習があるということで行ってきました。
僕はただ単純に機械の使い方だけ教わると思っていましたが大きな間違いでした。心疾患で心停止した人を救命するにはＡＥＤと同時に心肺蘇生法（人工呼吸と心臓マッサージ）もセットで行わなければならないそうです。処置が遅れれば遅れるほど生還率が下がるそうです。
『責任重大です…』
実際に人形とＡＥＤを使っての実地訓練もありました。最初は声を出したりするのが恥ずかしかったりしましたが、やっているうちに命を救う現場に立ち会うという重要さを実感し、僕を含め出席者全員が真剣に取り組みました。今まではＴＶの中の出来事でしかなかったことが、実際に訓練を受けることで他人事でないこととして実感出来ました。
人工呼吸では中々うまく息を吹き込むことが出来ませんでした。また心臓マッサージはけっこう疲れることもわかりました。自分がもし心肺停止の現場に立ち会うことになったら、今日教わったことを実践して人の命を救えるお手伝いが出来ればと思います。
『講師の先生本日はありがとうございました』
今日の訓練で使った人形はジェイミーちゃんという名前だそうです…
『でもなんで外人？…』
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