支点/力点/作用点 | 大道塾横浜北支部)土曜1部のブログ

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通常は企業戦士である週末武道家の皆さんの奮闘記を記載しています。
大人から子供そして男性&女性とも約70名の皆さんが稽古に参加しています。
共に一緒に武道の稽古など如何でしょうか?

総合武道である、空道の技には実際に相手と接触をしてからの攻防が

非常に多くあります。

護身という事を考えた時でも、接触と言うのは非常に多くあることですから

→打撃だけで終わることは少なく、掴み合いなんてのが一般的

そんなことを考えた時に

接触をどのように対応するかという事を考えないといけないですね。

接触時にしたいことは大体こんな感じ?


①投げるorテイクダウン

②良いポジションを維持

③逃げる

どちらにせよ、相手が状態を崩しておかなければいけないですね。

※③は微妙だけど、逃げる最良の状態を作るという意味で

その為の方法をちょっと考えてみて

理論的に方式を認識したいので物理的な原理を押さえておくと

良いのかと思います。

相手を崩すというのは相手のあるポイントを位置をずらすことが必要

その為のポイント

二つの物体が存在し、片方の物体の動きで対向の物体を伝えたいとき

自分と相手と接点の3点を抑えておくことが大事


支点:相手との接触点(回転軸)

力点:私が相手に力を加える点と方向

作用点:力点によって影響を受ける点と方向



では、ここで崩すための要件と言うのは

●作用点を動かすことになります。

作用点を動かす為には

●支点と力点を決めることが重要

支点と力点と作用点の関係は

いわゆるてこの原理

物凄くざっくり言うと

支点と作用点と力点の距離関係で作用点を動かすために必要な力具合が変わるというもの

その為、作用点を動かしたいときは

R1 × F1 = R2 × M3

と言う関係が成り立ちます。

ここで重要な事は、R1(支点と作用点の距離)が大きくなると、

F1(作用点に加える力)が小さくても済む

なので、支点と力点を上手くとることが出来れば、加える力が小さくても

作用点を動かすことが出来るのです。

では支点、力点、作用点をどこにとればいいのか

それは、稽古で考えましょう。

動かす原則さえわかっていて更に何をしたいのか要件が分かれば

自動的にそのあたりの考察も出来、

崩しの面白ワールドのパターンを増やすことが出来るかと思います。

こんな原理原則の応用が面白かったりしますよ。。。

更に崩しのための別の原理も機会があったら紹介してみます。