スリリングな鎖場!石鎚山の登山

 

▲登山道から石鎚山を眺める。長い長い鎖がこの山の岩肌に

 

【行程】

往路:西条(6:00)→[レンタカー]→石鎚山駐車場(7:00)→[ロープウェイ]→山頂成就駅(7:30)

ルート:山頂成就駅(7:30)→中宮成就社(7:50)→試しの鎖(8:50)→一軒茶屋(9:15)→一ノ鎖(9:45)→ニノ鎖(10:10)→三ノ鎖(10:30)→頂上(10:50)※休憩

頂上(11:30)→一軒茶屋(12:10)→中宮成就社→山頂成就駅(13:45)

復路:山頂成就駅(13:45)→[レンタカー]→石鎚山駐車場(14:15)→[レンタカー]→道後温泉(16:30)

 

【登山概要】

朝6時に西条のビジネスホテルを出発し、山道をひた走り7時に石鎚山の駐車場に到着しました。駐車場は百名山を目指す人でいっぱい。止めるところがなくて、店の奥の駐車場に止めたので有料でした。

身支度を整えてから、ロープウェイ乗り場に向かいます。5月といえども山間のここはまだ寒く、少し着込んで出発しました。

山道を20分ぐらい歩くと、石鎚神社中宮成就社に到着。ここで旅の安全を祈って参拝した後は、木の階段の連続です。石鎚山頂目指して、ひたすら登り続けること1時間半…石鎚山名物の『鎖』に到着!

最初は、試しの鎖と呼ばれている全長74mの鎖。ここを登ることができれば、この先の3つの鎖も登れるだろうということで「試し」なのでしょうか。後で調べたら、どうやらこの鎖が一番長いようです。迂回路もあるので、危ないなと思う人も鎖を避けて山頂を目指すことができます。鎖に慣れてなかったせいか、一番怖いと感じたのがこの鎖です。鎖は濡れていて、ツルっと滑るので、少しドキドキしました。

登り終えたら、今度は鎖を降りていかなくてはなりません。垂直の崖を鎖を頼りにおりると、崖の上から見えていた青いトタンの茶店の前を通り過ぎて、先を急ぎます。しばらく歩くと、パッと視界が広がり、石鎚山を見渡せる広い場所に出ました。山の稜線、険しくそそり立つ岩山の全貌が見て取れます。

ここをすぎると「一の鎖」に着きますので、また頑張って鎖を登ります。この鎖は33mということで試しの鎖よりは短いので余裕がありました。

「一の鎖」を登り終えて、少し歩き、もう1つの鳥居をくぐるとすぐに次の「二の鎖」が始まります。ここは全長65mと登りがいがあるもの。鎖には丸いつなぎ目と、三角形の足掛けがついているのですが、揺れる鎖と足を入れるよりは、岩の割れ目に足を引っ掛けて登った方が安定感がありました。なんとか「ニの鎖」の65mをクリア。

次は最後の『三の鎖』です。GWということもあって、鎖登りたさにやってきた登山客で鎖は鈴なり。最後はほぼ垂直な崖を67mの鎖を頼りに登ります。登りきると、ついに山頂です!石鎚神社の鳥居が出迎えてくれます。

山頂神社には神主さんが常駐していて、御朱印をその場で書いてくれます。よく晴れていましたが、山頂は風が強く、休憩していたらあっという間に体が冷えてしまいました。天狗岳は風が強いので見合わせて、弥山で行動食をいただいて、山を降りました。帰りは鎖場は使わず、巻き道を下ります。混んでいたので、鎖を降りる人はほとんどおらず、みんな登り専用に使っている様子です。おかげでのんびりと景色を堪能しながら下山ができました。

登山を終えた後は車で道後温泉に向かいます。途中で高知で食べれなかった「讃岐うどん」のお店に寄りました。道後までは、ひたすら真っ直ぐの道を進んで2時間ちょっとで、道後温泉に到着しました。道後温泉はGWともあって人で大混雑。ちょうど「道後オンセナート 」というアートの祭典をやっていたようで、温泉の襖がとてもカラフルで素敵でした。

夕ご飯は鯛飯(今度は宇和島風)をいただきました。生の鯛を醤油ダレに漬け込んで、卵と一緒にいただくスタイル。これも美味しかった!

翌日は朝一番で空港へ向かい飛行機で東京に帰ります。3泊4日の四国の山旅はこれにて終了。初めての四国でしたが、美味しいものを食べて、観光もできて、スリリングな鎖場も味わえて満足できるものとなりました。

 

 

【登山フォト】

 

▲朝一番ですが、ロープウェイを待つ人でたくさん。

 

 

▲ロープウェイはこんな感じで外面はカラフル

 

 

▲「山頂成就駅」ロープウェイを降りたところ。

 

 

▲最初は木立の間のなめらかな道を進みます

 

 

▲成就神社に行く途中にて。ブナの巨木。

 

 

▲大きな鳥居。その向こうに石鎚山が見えます。

 

 

▲石鎚神社中宮

 

 

▲本殿の横にあるの社の窓越しに見る石鎚山。とても厳かな雰囲気

 

 

▲頂上遥拝の鳥居

 

 

▲木の階段をしばらく登り続けます

 

 

▲鎖場到着。思ったよりも鎖が大きい…そして長い…

 

 

▲海外からの登山客が楽しそうに登っていきます。

 

 

▲登っている最中。下を見ると垂直です

 

 

▲高度は一気に稼げるので、見晴らしがよくなります。

 

 

▲試しの鎖を登り終えてプチ山頂。

 

 

▲眼下に木道と小屋が見える。あそこまで降ります。

 

 

▲降りたところにある売店。

 

 

▲売店を過ぎたところで道標。山頂まであと1.5km


 

▲石鎚山全容が見えてきました


 

▲一の鎖を登り始めます

 

 

▲下を見ると垂直の崖のよう…

 

▲花も咲いていて、歩いてきた山道も稜線に沿って見える景色の良い所です。

 

 

▲鳥居が見えてきました。この階段を登って小屋のある休憩所を過ぎると『二の鎖』

 

 

▲二の鎖に登るところ

 

 

▲ニの鎖の途中。なかなかの高度感。みんな必死。

 

 

▲天狗岳の尖った岩山が見えてきました。


 

▲『三の鎖』下から見上げるとこんな感じ。ずっと上まで鎖が連なっています。

 

 

▲『三の鎖』の途中から下を眺めます。かなり急なのがわかります。

 

▲鎖は他の山よりも大きい。

丸いところに足を入れることもできますが、岩の隙間に足を置いた方が安定感あり。

 

 

▲鎖を終えて、山頂に到着しました。


 

▲神社の下の所に頂上の碑があります。

 

 

▲尖った天狗岳。風が強かったので天狗岳登頂は断念。次の機会に。

 

 

▲瀬戸内海の島々も見えました。良い天気!

 

 

▲下山を開始。帰りは鎖は通らず、巻道を進みます。

 

 

▲見晴らしが良くて、気持ち良い下山です。遠くに海が見えるのも素敵。

 

 

 

▲石鎚神社中宮が近くなってきました。5月の緑の中の山道。

 

 

▲戻ってきてロープウェイに乗ります。着いたのは1時半。

 

 

 

▲ぶっかけの肉たまうどん。生姜天をつけました。


 

 

▲道後温泉に到着。襖絵が美しく色づいてます。

 

 

▲椿の湯のところにもアート

 

 


 

▲『鯛めし』この鯛をタレにつけてご飯にのせていただきます

 

 

▲ライトアップされた夜の道後温泉は「オンセナート」効果もあって幻想的

 

 

 


 

 

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百名山データ

富士山 石鎚山 1982m(愛媛県)

日本七霊山の一つで、百名山の一つでもあります。

長い鎖場が特徴で、元は修験道の修行の道だったとか。

 

山バッチは山頂小屋で購入しました。

 

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