[命の使い方」30 バンコクとホーチミンで想ったこと | 命の使い方

命の使い方

2009年8月、急性骨髄性白血病にかかり、2回の再発、非寛解での骨髄移植を経た記録をまとめた「60%の向こう側、20%のこっち側」を掲載しています。今は、闘病と闘病中に起業に挑戦した経緯を踏まえて、生かされた命の使い方を綴っています・・・

ブログに書いていませんでしたが、先月の末にバンコクとホーチミンに行ってきました。今僕は3つの事業を同時にやろうと思っているのですが、3つ目の事業の自分の仮説を確かめるためです。


本当はこんなやり方はクライアントにも勧めませんが、自分には時間がないと考えて進めています。キーワードがいくつかあります。オリンピック、おもてなし、クールジャパン、日本食ブーム、ASEAN・・・。決めたのが海外に進出する食関連事業のサポート事業。イオン、サントリー、御小波役のぼてじゅう、新聞社、大学教授の先生などと協力しながら、今までにないモデルを作ろうとしています。今回はこれらのメンバーで行ってきました。


バンコクは期待を裏切りませんでした。ものスゴイ熱気(暑さもあるのでしょうが)と人の数、そして若者も多い。町のいたるところに日本語の看板。オリエンタルシティといった感じです。もっとも、僕が行ったときは、丁度マルクで陽性反応が出てしまった後。3年間の何もなかったのに「再発?」の言葉が脳裏をよぎり、落ち込んでいた時でした。気持ちの持ちようのせいか風邪をひいてしまい、3日間夜は外に出ませんでした。


バンコク最大のショッピングセンター「サイアムパラゴン」


そしてホーチミンへ。ベトナム戦争に興味があった僕は、どうしても「サイゴン」に行きたかった。今はホーチミンですが。ベトナムは昭和40年ころの日本のようだとよく言われます。確かにそうですが、ホーチミンの中でも格差があります。僕が止まったホテルは5つ星ホテルのウインザーホテルと言うホテルですが、1区のチャイナタウンの中にあり、その周りは何だろう、スラム街のよう。バイクが半端じゃなく、ホテルの周りを散歩していたら、3回もバイクにぶつかりました。彼らは人もバイクも阿吽の呼吸でよけているそうです。よそもんは辛い。


ウインザードホテル


京都大学の先生と戦争記念館に行ってきました。

これは米軍の戦車とヘリ。



衝撃を受けたのは枯葉剤の犠牲者となった赤ちゃんのホルマリン漬けの展示。もっとたくさんの写真や展示がありましたが、とてもブログに乗せられるようなものではありませんでした。この後、ベトコンとアメリカ軍が実際に戦った「クチ」という場所に、タクシーを借り切って1時間半ほどかけて行ってきました。地下通路や針が突き出た落とし穴の罠がそのまま残っていました。ライフルも打ってきましたョ。弾丸のキーホルダーをお土産に買いました。戦争は絶対に反対です。とは言え、僕は軍事力強化を支持しますが。


ひとつの身体に2つの頭がある赤ちゃん

空港で出国するとき、荷物検査でひっかかりました。覚えがなかったので不思議に思っていたら、お土産の弾丸が・・・。これは何だとふてくされているような係員にカチンときて(社会主義国だからしょうがないのか。一緒にいった大学教授の先生は、ゲートが4つのあるのに、さらに人も余っているの2つしか使ってなく、だらだらと仕事をしている係員に「サービス精神がなってない。きゃくの時間をなんだと思っているのか。おまえらが手早く中に入れればその分売店で金も落とせるじゃないか!何を考えているんだと、みんなが思っていたことを行ってくれました。長くなりましたが・・・)、で、カチンときて「弾丸・・・」と答えたら大騒ぎになってこっちに来いと言われて、現物を検証されました。


これか?と言われて取り出された弾丸のキーホルダー・。「そうだ(何が悪い)」と答えた僕。あっさりと取り上げられてしまいました(涙)。


長くなりましたが、両国とももう一度行ってみたいと思います。もちろんビジネスで!