横浜個別進学塾 帰国・高等部です。

 

最近お便りが届きました。

国際郵便、電子メールといろいろ分かれますが、当時(一昨年、今年の夏)を含め、いろいろとお便りをいただいております。

 

夏に指導させて頂きました海外生の方からも、お便りを頂きましてとてもうれしく思います。ほとんどのご家庭が何かしらの形でご連絡を頂きました。

 

中学部も合わせまして、本当に感謝しております。

一つ一つのご家庭の文面を見ていると、「ノートに、項目式で書いたFomuraを今でも書き出している」写真を送ってくださったご家庭や、日本語にまったく興味を示さず、親御様が当時困っていた家庭から、「興味を持ったのか、日本語に結びつけて考えることをしている」という内容も、授業の中で、本人が好きそうなタイミングで板書定義してみたのですが、何か少しでも残せたと思うと、うれしいですね。

帰国後は、おそらく長くても1ヶ月ないであろう時間の中でも学習という側面を大切にするご家庭が教室、外部ともに多く、本当にうれしく思います。

 

帰国生部門は、海外子女(英語対応が必要な生徒)が帰国後も母語のバランスも考え、通年指導が難しいご家庭もいらっしゃいますので、不定期に指導を行う形にしいます。

□現地生活|現地校の方のケース

現地校→日本中学・高校進学、現地→日本→現地と等、いろんなケースを経験してきましたが、やはり年が経つにつれ多様化しております。自分よりもっと大変な思いで来た子や、良かれと思っても精神面で大変な方とも対面してきました。

 

この部門を担当させて頂く際にいつも忘れないようにしているのが、「日本に帰ってきた際の、子供の不慣れな感じ」です。いつもどこか落ち着く暇が持てず、どうしても何か気になってしまう状態があります。本人が自覚しているか否かに関わらず、そんな状態を払拭できるよう、自分が一人で現地から戻ってきたときを思い出して、指導に当たっております。

 

現地に戻った後も、自分の志を捨てない子、当時の自分を考えると(私はよく夢遊病に襲われてました。おそらく毎日へとへとだったんだろうと思います。)、強い意志を持った方が多いなと感心しています。

自身が海外にいた際も現地生活が長い方は、自分もそうでしたが、現地語優先のためか、日本語学習を軽視しがちになります。

海外で指導していた際は、➀完全に現地の子供としてのレベルの場合(生まれから現地校通い)※シンガポール・マレーシアでは多かったです。

②3年経過~、(中学過程経過)

③1年~2年未満見て現地語:日本語ともに身に付かずの状態で帰国

 

③の場合、把握の観点から見ても、人に習ったことをきちんと咀嚼しないで「まぁ、そんなことかな」という具合で物事の理解を図ることがあります。

②のケースですと、日本人学校に行かず、現地サポなし(自宅で学習)、辞典を引いても、感覚に訴えるところまで結びつかず、なんとなくそういう意味合いというところで止まってしまう感じです。

 

□現地生活|日本人学校の方

国語を含めた、家庭教師を通じての学習がどうしても必要なところ(中国圏)での学習支援で問題になりやすいことは、ギャップができることと、現地レベル|日本レベルでやっている過程がずれる(教えてもらえてない項目など)

 

これまで感じた中で一番ネックなのが、小学範囲がわからず(日本にいる際に、そもそもの理解が図れない状態)で、の日本人学校で理解不足が多くなり、知識習得もできない状態が続いて、そのまま帰国して、悩み続きになっているケースも扱いました。

 

現地特色等もあるのだと思いますが、まず、現地側で「科目ごとでのここで時間を割くべき」という線引きができず、計画的にただ進めれてしまい、頭に入らないまま進む

といった問題については、職員の駐在状態や、最低限に絞ったカリキュラム展開の要素があると思いますが、一時的に日本に帰った際に、家庭教師、塾サポートでも一過性になってしまいやすいです。

 

このケースは当人の性格もそうですが、現地入りされる際にまずもってもらいたいこと、現地途中過程でのお子さんの様子を見て判断をしていくのが良いと思います。