私は2014年の春に、着付けで事業を始めました。
それまではホテルの美容室(着付け室)で学ばせていただいたのち、着物レンタル店やフォトスタジオで冠婚葬祭の着付け全般と、銀座のクラブのママたちの着付け、叙勲や結納、CMや雑誌、イベントやショー、テレビ番組の着付けの仕事もいただいていました。
2013年の秋に出産をしたので前後合わせて半年くらいは着付けをお休みしました。

2014年に着付けを個人で始めた当初は、出張着付けがメインで、お客様のご自宅やホテル、式場、楽屋などにお邪魔して着付けをしていました。

参加者さんの中には既に着付け師として活動している人はもちろん、着付け師になりたい、勉強中という方も多くいらっしゃいます。
印象的なのは「何年も着付け教室に通っていて、プロになりたいけれど技術に自信がない」や「着付け師を目指して勉強中だけれど、毎年アシスタントしかさせてもらえず、着付け師になるにはまだ早いと先生から言われている」といった相談でした。
決して少なくない相談で、
「私もそうだけど、そういうものだと思って、疑問にも思わなかった」という方もいらっしゃいました。

趣味で着付けをしていて、特に着付けの仕事をしたいわけではないのであれば良いですが、「着付け師になりたい!」と思ってお金と時間を使っているのに、何年経っても進んでいないのであれば本当に残念だし、もったいない!!

そして2017年に最短でプロの着付け師になるためのスクールを始めました。
上達したスクール生が成人式の着付けの仕事ができたら良いけれど、経験が少ないと何かあったときに対処ができなかったりしたら、本人もお客様も困ってしまうし、どうしよう。というのが、その当時の悩みだったのですが、ご縁をいただき、大手の振袖レンタル会社さんの着付け会場で、スクール生も着付けに入らせていただくことができるようになりました。

これがチームが出来たきっかけです。