皆様、今晩は。


この春のご入学、御進級おめでとうございます。

先日は、もうすぐ入学式の前後に生徒さんがピカピカの制服姿を見せに来てくださいまし


新しい制服、本当にツヤツヤで綺麗で、帽子はまだ型くずれしていないというか、固く原型を保っていて、頭の形に沿うというよりは、まだ頭に載ってる感じですね。
そこがまたいかにも一年生らしくて初々しいですね。
孫を見ているように、私まで身内と同じような気持ちで嬉しかったです。
すでに入学式が終わった生徒さんの晴れやかなお写真も目を細めて見ています。
春はそれぞれに素晴らしい季節ですね♪
期待と夢に胸を膨らませて、みんな桜の下の新しい1歩ですね。

さてさて、教室で四月のカレンダーを作りましたが、とても簡単で立体的なカエルの折り紙は、どんどん作れちゃいます。


どの生徒さんも頑張って春らしいカレンダーになりました。


この他にこのカレンダーの要素としては、渦巻きの書き方や、パステル風のサラサラ塗りを盛り込んでいます。



サラサラ塗りは、入試の実践にもかなり役立つものなので、絵の背景を白いままではなくとても美しくキラキラと引き立ててくれるのです。

自分のレパートリーに取り入れてほしいなと思います。


このカレンダーは毎年、1月から6月まで、いろんな技術的要素を取り入れながら作っています。
ちょっと大人っぽい仕上がりですが、たとえば、カエルの色は緑だけでなく、茶色もあるから、混ぜてみたらアクセントになります。

そうした色のセンスを磨くということの練習にもなると良いなと思います。



日本人は欧米人に比べると、昔から墨絵のわびさびがあったように、明るい色を使うよりはモノトーンとか、パステルを使ってしまうことが多いようでした。


もちろんそうした綺麗な薄い色も素敵ですが、子供の時こそ、色のセンスを磨いて、原色もパステルカラーもマット系も彩度が高い系もいろんな色を抵抗なく駆使できると、絵のインパクトも違ってきます。


そういう意味でもいろんな色使いを勉強していければ良いなと思っています。

小さいお子さんを持つ保護者の方は、是非、美術展にもどんどんお子さんをつれていってあげてください。

子供向けのものでなく、大人向けのものにも。名画にはやはり人間を引き付けるパワーがありますよね。


印象派のようなものからピカソみたいな抽象画や、ラファエロみたいな宗教画でも、何でも見せてあげてください。



そのお子さんによって好みも違います。原色に興味を持つお子さん、ぼやけた感じのトーンが好きなお子さん、写実的な物が好きなお子さん


家に帰って真似をして書いてみたりするかもしれません。



私も小学校の時に、父が買ってくれたモネの画集がとても気に入り、油絵セットをおこずかいで買って、真似して描いてみたりしたものでしたが、そういうのって今もはっきり覚えています。


私は、南仏が大好きなのですが、前にプロヴァンスの方に行ったときに、シャガールやセザンヌ、ピカソ、マチス、ゴッホなどの美術館があり、そこに行った時に、地元の小学生たちが、名画の前の床に座って絵を描いていました


そちらの方では、美術の時間は、そうした美術館に行って、好きな絵の前に陣取って、お手本にして描くそうです。

何て、恵まれた環境なのでしょうね。


しかもその展示されている原画の前がよく日本なら、あまり近づかないように柵があったり、ガラスのウインドウの中にはいっていたりしますよね。

それがまったくなく、原画の真下の床でスケッチブックを広げて描いています。


日本ではなかなかそこまではできないにしても、お子さんと一緒に美術展に出掛け、お子さんが気に入った絵があったら、その「絵はがき」でも買ってあげてくださると素敵だなと思います。


ゴールデンウィーク、美術館めぐりも良いかもしれませんね!