コロナ禍でコンサートの形態もすっかり変わってしまった昨今ですが、先日ラジオで、好きだったバンドは?なんて話しをしていました。
私に置き換えてみるとサザンなどは、世代的にも当たり前に好きなのですが、もっと若い時を振り返ってみると、誰も知らないようなバンドを思い出します。
ほとんどのバンドは、みんなメディアを通じて知ったものでしたが、唯一この目で観て、この耳で聴いて、この肌で感じて好きになったバンドがありました。
そのバンドの名は「リッキー&960ポンド」
今や覚えている人は少ないかも知れませんが、リッキー中山さんの迫力あるドラム、後に前野曜子と名を変えペドロ&カプリシャスの初代ボーカルとなる西丘有里さんと、ゴスペル界の女王と呼ばれた亀渕友香さんとのWボーカルと言う異色組み合わせ。
それらが当時の日本には、あまりなかったテイストを醸し出していて、一辺に好きになってしまいました。
当時まだ中学2年生ぐらいだったと思いますが、生まれて初めて友達同士で何かの公開収録を観に都心へ出たついでに寄った銀座のレコード店で、その日レコードデビューの「リッキー&960ポンド」がキャンペーンをやってたんです。
ほとんどお客さんのいない中、一番前で生演奏を聞いたのですが、中学生にとってはとても刺激的かつ魅力的で…。
さらに西丘さんと亀渕さんとすっかり仲良くなり、その後しばらくは都内でのキャンペーンには何度となく通いました。
最初は亀渕さんがオールナイトニッボンのカメちゃんの妹さんだなんて知らなかったし、西丘さんが後に前野曜子になるなんて思いもしなかったし、本当に良い思い出になりました。
リッキーさんも亀渕さんも西丘さんもお亡くなりになってしまいましたけど、今でもデビューの時に頂いたサイン、大切に持っています。
ちなみにデビュー曲 は、コロナを吹き飛ばすような「ワッハッハ」と言う曲でした。
笑っちゃうでしょ!