ヘレンケラーはどう教育されたのか | 横浜で読書とインプロと農業(旧:横浜読書会)

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2014年まで横浜の読書会&勉強オフ会を開催していました。現在は、発達障害の市民活動のため、読書会の開催をお休み中です。

今週末には7月の読書会をします。

告知が遅くなってしまっていますが、
さっそくリピーターの方から申し込みをいただきました。

最近読んでいる本は、
「ヘレン・ケラーはどういう教育をされたのか」
です。


この本は、
障害があるヘレンケラーにサリバン先生が
どういうふうに関わっていったのかが
気になった買った本です。


最初、心理学者のサリバンと混同していましたが、違いました。
ヘレンケラーと関わったサリバン先生は女性で、心理学者は男性でした。

サリバン先生はヘレンの教育時、
まだ随分と若かった方です。
20そこそこ。


彼女は、ヘレンに教育の前に上下関係を教えたそうです。
通常、いまの風潮だと、教育の前に上下関係なんて・・と批判を浴びそうですね。
なぜそうしなければいけなかったというのは、著書を読めば納得です。

わたしの実家にはヘレンケラーの本がありました。
小さい頃は、聖母的なイメージをサリバン先生に抱いていましたが、
なんでそう思ったのでしょうか、

この本はサリバン先生の日記を本にした形式なのですが、
そこには、現実感がありタフさと頑固さがありました。

障害を持つ人と関わる支援者・教育者には
個性を見つけ育てる情熱がベースに不可欠です。

しかし、やはり、先が見えない、相手の理解が得られるとは限らない状況で
なかなかたじろいだり、これでいいのかと思ってしまうもの。

新人、経験なし、アドバイザーなし。
そんな状況で、タフでありつづけられる、
なにがしかの情熱が彼女の中に燃えているのでしょう。

サリバン自身も一時期、視力がなくなりかけた経験があったそうです。
そのなかで、学び、経験したことが、
彼女の個性と相まってなにかが起きたのでしょうか。
それとも、生まれ持っての才能でしょうか。

とくに著書の序盤の方の
サリバン先生がヘレンに働きかける方法は
シンプルかつ原始的な方法です。

それだけに、福祉や教育に関わる人にとって
これから磨ける知識の原石のようなものであって、
そこからは豊かなインスピレーションを得ることができると思います。

古い著書ですが、
読みやすい文章です。




~7月の読書会~ 
 日時   7月13日 9:00~12:00
 開催場所:関内駅 徒歩1分 ルノアール関内 第一会議室
 募集人数 8人(幹事含む)費用:1200円 

 持ち物:
筆記用具    
趣味の本 1冊    
ビジネス・自己啓発の本 1冊      
合計2冊 


 《当日の流れ》  
自己紹介&アイスブレイク
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趣味の本でワールドカフェ
  ↓  
ビジネス・自己啓発についてワールドカフェ 

※ビジネスやセミナーの宣伝やナンパを目的にした参加はご遠慮下さい。
 ※その他、必要に応じて、起こった事に対して対応させていただきます。 
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