お茶のお稽古を始めたのは13歳の時。
先生が母と同じ歳でご近所でお教室されている方でした。
その頃、横浜高島屋や三溪園などのお茶会によく呼んで頂き、淡交会のお役も色々なさってご活躍されていました。
結婚、出産、育児などで何年かお休みした時期もありましたが、楽しみながら細く長く通わせて頂きました。
今年の7月以降、先生の骨折や体調不良によりお休みでしたが、久しぶりに「長板のお薄をしますよ。」とご連絡頂き、お稽古再開!と思っていたら、「これで最後にします。」との事。
昨日は普通にお稽古をされていたので、
やっぱりお続けになるのかしら・・
と、思っていたら。
「これでおしまい。」と先生
「えっ?本当なんですか?」まだ全然お元気なのにー。
先生はお若いし、頭も冴えてるし、
90歳だけど70代にしか見えません。
「それでは皆さまお元気で。」「たまには遊びにいらしてね。」と
涙のお別れではなく。
「え?本当ですか?」「再開される時にはお電話下さい。」と言葉を交わし、まるで狐につままれたようでした。
お若く見えても先生もお年をめされ、色々お考えがあった事でしょう。
でも、寂しすぎる。
お茶の師匠を失い、どうしたものやら・・
私も色々考えさせられた一日でした。