こんにちは。
今日はある方のお話です。
2018年10月下旬、西湖に釣行しました。
初めての西湖、緊張していましたが、楽しかったのを覚えています。
その時出会ったヘラ師さんが、今も忘れられません。
出船時間に遅れ、既にポイントに二人。
ロープ付けは初めてで苦戦し、教えてもらってボートを固定し、釣り開始。
その方は私を「お兄さん」と呼び、自分で言うのも何ですが、私は若見えするので、またかと恥ずかしかった(笑)。
お二人とも互いに初対面、知らない3人が同じロープで仲良く話しながら、良く晴れた秋の西湖で釣りをしました。
18尺の入魂をしようと思っていたのに、穂先の先端が折れてしまう。
仕掛けが切れて、ウキも失くす。
代わりに出した15尺が良かったのか、初場所なのに15枚釣れました😊
色々覚えているのは、とにかく印象的な釣行でした。
もう1人の方は70代位の社長さん、車は修理中、都内からレンタカーで釣行😲
「女の子はうそをつくが、魚はうそをつかないから良い」
釣りの方が面白いと、人生の達人のようなお言葉(笑)。
間違っていなければ、Tさんは25.5、22.5、21尺を振り、28枚出していた。
以前舟宿の釣果表にも載っていました。
長い竿を操りヘラを釣りまくる、凄腕釣り師の姿を富士五湖で見た、私の記憶。
何年か釣りができず、今年再開したとのことで、親近感を抱きました(笑)。
少し早く、私だけ先に納竿。
富士山があまりに綺麗、湖上で一枚。
拡大すると右下に小さくボートが2艘写っていて、左側がTさんです😊
下船した後、根場浜で、舟宿レストハウスのおかみさんと一緒にお話。
「お兄さん、ウキを失くしたから、拾っておいてあげて」と。
根場浜は湖畔が駐車場になっていますが、白い大きなカッコいい車に乗られていて、それも素敵でした(笑)。
その少し後。
2019年1月、三島湖に釣行しました。
ダムサイトの破損が見つかり、応急措置で水を抜いていた「大減水」の時期。
「へら鮒」2019年1月号
生井澤聡さんの連載で三島湖釣行
書き出しは「聖地に秋がやってくる」。
三島湖がヘラブナ釣りの聖地だと、この時知りました😊
Tさんの影響で長竿に憧れ21尺を入手、三島湖に行き始めたばかりの頃です。
15時過ぎ、下船時間近い頃、上の写真で奥の方からボートが戻って来て、私のボートに近づいてくる。
「こんにちは」と話しかけてきた紳士。
私は上がりベラが釣りたくて、正直その時は誰にも話しかけてほしくなかった。
でも、何とも言えない優しい親しげな雰囲気で、失礼ながら背中を向けたままで話をしました。
「その竿は何尺ですか?」「21尺です」ヘラ師お約束のやり取り(笑)。
大減水については、「いつもと違う釣りができるのが楽しいです」と仰っていたのを覚えています。
その時は後ろ向きだったこともあり確信を持てませんでしたが、Tさんでした。
同じウェアを着ていたので、おそらくTさんの方は、西湖で会った人と認識していたと思われます。
なぜ、ご挨拶し、お話しなかったのか。
三島湖の釣果表に時々お名前が載っていますが、それ以降お会いできていない。
残念です。
その頃は、釣りを本格的に再開した時。
「へら鮒」を購入したり、釣りのことを色々と調べていました。
微かに、Tさんを何かで見たような気がしました。
2018日刊スポーツフィッシングサーキット、ヘラブナ釣りグランドチャンピオン決勝大会が、9月上旬の西湖で開催。
その優勝者がTさんです😊
関東を代表する名門の会に所属しており、最高位に近い所に位置しています。
三島湖で同じロープになった方のお話にも、「32尺で100枚」という驚異的な釣果が伝説のように出てくる(笑)。
おそらくヘラブナ釣り一筋。
ヘラ師の鑑のようなTさん。
長身で細身、ダンディな雰囲気。
私が実際に会ったことのある方で、最も「釣りキチ三平」鮎川魚紳さんのイメージに近い人物です。
「バーサス魚紳さん」2018年11月
ヘラブナ釣りは、道具や釣技が大きく発展した一方、釣り人口は減少している。
要因は、釣りの多様化、人口減少及び少子高齢化であり、新興のジャンルを除いて、共通の課題であると言えます。
某Youtuberが「衰退したヘラブナ釣り」と語っているが、衰退はしていない。
若者や新規参入者は、ソルトルアーに魅了されている。
新しいジャンルの誕生は、その文化が生きていることの証であり、歓迎すべきと思います。
ショアジギングは、タックルの進歩で可能になった、現代の釣りそのもの。
美味しい魚が釣れて、楽しいです(笑)。
来週は、芦ノ湖解禁大会です。
予報は🌤️で弱風、期待できそう。
何とか、検量対象魚を1本獲りたい。
その前に、今度の連休で、今季ラストの三島湖に行って来ます。
Tさんに会うチャンスも1%位はあるかもしれません。
魚の出てこないブログを最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは。