アメリカで元CIAの調査官が政府が国家の安全保障のために国民のインターネット利用や通話記録を収集していたことを暴露しました。
政府による監視プログラムの存在を暴露したのはエドワード・スノーデン(Edward Snowden)氏(29)です。
彼は暴露に至った理由を「市民の名の下で何が行われ、また市民に対して何が行われているのかを公に知らせたいというのが、私の唯一の動機だ」と語っていました。
オバマ大統領はこれを正式に認め、「100%の安全と100%のプライバシー保護を、何の不便もなしに、同時に得ることはできない」と発言しています。
政府が収集していた個人情報は、通話記録、メール、インターネット利用、クレジットナンバーと多岐にわたっています。
これだけの情報が他人に知られながら生きるのを苦痛に感じる人も少なくなさそうですね。
ただ米紙ワシントンポストが行った世論調査では半数を上回る56%の回答者が政府の活動を支持しています。
回答者は国家の安全保障のためにプライバシーが喪失することは、あまり問題視していないようです。
また政府がインターネット上でより広範囲の監視活動を行うべきとの問いには45%の回答者が支持しています。
アメリカでは2001年の同時多発テロ以来テロ対策を重要視してきました。
今年もボストンのマラソン大会で爆破テロが起きたばかりですし、政府が安全保障のためにこういったことをするのは仕方がないかもしれません。
国民も安全のためならと、容認しているのでしょう。
国家の機密情報を暴露するのは、日本であった2010年の尖閣問題のときに海上自衛隊員が映像を流したのを思い出します。
国家が国民に隠していることを不誠実だと感じ、国民の前で真実を明らかにする正義感の強い人間は好きです。
エドワード氏は亡命を希望しているようですので、無事に亡命できればと思っています。