目撃
西村 健
2019年5月発行
離婚調停中の戸田奈津実は、電気メーターの検針員をしながら幼稚園に通う幼い娘を一人で育てている。
ストーカーの立てこもりに続いて殺人事件が起きてから、彼女は背後に誰かの視線を感じるように。
奈津実から相談を受けた一匹オオカミ刑事は密かに罠を仕掛ける…
電気メーター検針員の仕事が詳しく書かれていて、ご苦労がよくわかる
事件があった日の奈津実は仕事を無事終えて後からそれを知った
彼女が受け持つ範囲内で、犯行があった時刻にちょうどその辺りで仕事をしていた
ところが、その日以来常に誰かに見られてる
後をつけられてるような視線を感じる
誰かに監視されてる
何も目撃した訳じゃない
たまたま事件があった時間に検針でその現場を訪れていた
ただそれだけ
何も見ていない
いや、もしかして何かを見たのか…
本書はいろんな立場の人から書かれている
犯人、警察、検針員、関わった人達
途中なかだるみがおきて、おっとっと
なんとか最後までたどりつき意外な犯人にびっくり
世間の検針員さん、この様な危ない事件に巻き込まれません様に