うるさいこの音の全部   高瀬隼子

2023年10月発行



 


ペンネームで小説を書いていることが職場にバレてから、現実と小説の境界が崩れてゆく。

文学賞、名声、変わっていく同僚や友人たちー



これは作家高瀬隼子さんの状況とリンクする

賞をとってからの心境や裏話


本書はゲームセンターで働く「長井朝陽

ペンネーム「早見有日」で書いた小説が新人賞を受賞

してから軋みはじめる


長井朝陽の話だと思ったら、全く違う女学生の話になり、何度か繰り返され、いつの間にか本人長井朝陽の話になっている


それが、また高瀬隼子さんとなんとなく重なり


私の頭の中で混乱する


賞をとってからの裏話や、インタビューを受けて話を盛り過ぎたりと


彼女の事をよく知る人からクレームが来たり


こう言う事って、周りの人達が盛り上げるから本人はその気がなくても、いつしか雰囲気にのまれて、途方もない作り話が出てくるのかな


まあ、私には全く縁のない事なんでわかりません。