星を編む         凪良ゆう

2023年11月発行





昨年予約してやっとやっと手に出来た

田舎町でも、凪良ゆうさんの人気は凄い


読み終えると深い感動とじんわりと目が熱くなった

人の生き様や人生を文にすると皆んなそれぞれと素晴らしい小説になるのでは‥と思う


だけど、こちら「汝、星のごとく」「星を編む」は想像を絶する作品だ


後編を書いて下さった作家さんに感謝しかない


3部となって

春に翔ぶ、星を編む、波を渡る

の構成になってる


春に翔ぶ

北原先生の過去、先生の親や結との関係などなど

正直、こんな男性見た事がない

自分自身の将来など顧みずに、それはどうなの!

と、事情を知っている立場として…


先生、酷い言い方ですが、

「あまりにも良い人、お人好し過ぎじゃないですか!」

私自身、孫が出来た事もあって、先生が行なった事に

肉親の縁を断ち切られると言う事に疑問を感じてる

これは読者の年齢によって考え方が随分違う

結の祖母の年齢に近い私としての思うところ


先生の優しさ、心の広さに頭が下がりますが、現実ではありえない

別の道があったのではと思うが、いざ他にどうなの?と問われても困るけど…

それは最良のの策ではない


そして私はぐいぐいと、本書に引き込まれていった



星を編む

亡くなった青埜櫂と関わった編集者

別々の会社で編集長となった、植木と二階堂絵理

絵里の旦那は大大問題人!

吐気がするガーン汗


そうそう、完璧な人間なんていないよ

美味しいご飯を食べながら、予測不能な言葉を投げる

これは言葉の暴力、自分の事しか考えられない奴

絵理が喜びそうな言葉を並べての結婚


確かに既婚女性が仕事を続けるのには、家族の協力や

そして自分自身、何かを捨てなきゃ、前に進めない



そして結婚生活は人を変える時もある 

それにしても編集の仕事は激務だなあ



波を渡る

その後の暁海と北原先生


どこまでも心の広い海のような人に包まれて、

お幸せに暁海さん



すっかり本書の世界に浸り込んでしまったわたし。